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カーボンニュートラルに向けた IKOエコプロダクツの紹介

事例紹介

CAT2976

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ドキュメント名 カーボンニュートラルに向けた IKOエコプロダクツの紹介
ドキュメント種別 事例紹介
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取り扱い企業 日本トムソン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧)

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支社 カーボンニュートラルに向けた 東 部 支 社:〒108-8586 東京都港区高輪2-19-19 Tel. 03-3448-5931 Fax. 03-3449-4589 中 部 支 社:〒454-0004 名古屋市中川区西日置2-3-5 Tel. 052-331-7261 Fax. 052-332-3783 西 部 支 社:〒550-0013 大阪市西区新町3-11-3 Tel. 06-6532-6341 Fax. 06-6543-1797 エコプロダクツのご提案 東 北 支 社:〒982-0031 仙台市太白区泉崎2-22-22 Tel. 022-307-1415 Fax. 022-743-5341 北 関 東 支 社:〒360-0018 熊谷市中央1-143 Tel. 048-528-5851 Fax. 048-525-8911 南 関 東 支 社:〒243-0014 厚木市旭町1-8-6 Tel. 046-228-6011 Fax. 046-228-6068 浜 松 支 社:〒435-0028 浜松市南区飯田町335 Tel. 053-462-7111 Fax. 053-461-3041 豊 田 支 社:〒472-0005 知立市新池3-62 Tel. 0566-82-6201 Fax. 0566-82-8181 広 島 支 社:〒733-0003 広島市西区三篠町2-4-22 Tel. 082-237-6101 Fax. 082-237-6102 九 州 支 社:〒812-0016 福岡市博多区博多駅南4-19-1 Tel. 092-471-7971 Fax. 092-472-0079 海外部門 東 京:〒108-8586 東京都港区高輪2-19-19 Tel. 03-3448-5850 Fax. 03-3447-7637 営業所 長 岡 営 業 所:Tel. 0258-33-0823 Fax. 0258-35-5036 金 沢 営 業 所:Tel. 076-240-1115 Fax. 076-240-0059 宇都宮営業所:Tel. 028-651-6633 Fax. 028-651-6744 滋 賀 営 業 所:Tel. 077-567-1655 Fax. 077-567-1701 日 立 営 業 所:Tel. 029-275-1356 Fax. 029-275-1422 明 石 営 業 所:Tel. 078-927-3720 Fax. 078-927-3850 西東京営業所:Tel. 042-584-6051 Fax. 042-584-6052 熊 本 営 業 所:Tel. 096-373-0040 Fax. 096-366-7577 松 本 営 業 所:Tel. 0263-27-1422 Fax. 0263-27-0797 海外事務所 IKO INTERNATIONAL, INC(. 米国) IKO-THOMPSON(SHANGHAI)LTD(. 中国) ニュージャージー Tel. 1-(973)402-0254 Fax. 1-(973)402-0441 上海 Tel. 86-21-3250-5525 Fax. 86-21-3250-5526 イリノイ Tel. 1-(630)766-6464 Fax. 1-(630)766-6869 北京 Tel. 86-10-6515-7681 Fax. 86-10-6515-7689 カリフォルニア Tel. 1-(562)941-1019 Fax. 1-(562)941-4027 広州 Tel. 86-20-8384-0797 Fax. 86-20-8381-2863  サンタクララ(シリコンバレー)Tel. 1-(408)492-0240 Fax. 1-(408)492-0245 武漢 Tel. 86-27-8556-1610 Fax. 86-27-8556-1630 ジョージア Tel. 1-(770)418-1904 Fax. 1-(770)418-9403 深圳 Tel. 86-(755)2265-0553 Fax. 86-(755)2298-0665 テキサス Tel. 1-(972)925-0444 Fax. 1-(972)707-0385 西安 Tel. 86-29-8323-5915 青島 Tel. 86-(532)8670-2246 Fax. 86-(532)8670-2242 IKO THOMPSON BEARINGS CANADA, INC.(カナダ)  寧波 Tel. 86-(574)8718-9535 Fax. 86-(574)8718-9533 トロント Tel. 1-(905)361-2872 Fax. 1-(905)361-6401  瀋陽 Tel. 86-(24)2334-2662 Fax. 86-(24)2334-2442 IKO THOMPSON BRAZIL SERVICE CO.,LTD(. ブラジル) NIPPON THOMPSON EUROPE B.V(. 欧州) サンパウロ Tel. 55-(11) 2366-3033 オランダ Tel. 31-(10)462 68 68 IKO THOMPSON KOREA CO., LTD(. 韓国) ドイツ  デュッセルドルフ Tel. 49-(211)41 40 61 Fax. 49-(211)42 76 93 ソウル Tel. 82-2-6337-5851 Fax. 82-2-6337-5852   レーゲンスブルグ Tel. 49-(941)20 60 70 Fax. 49-(941)20 60 719 IKO THOMPSON ASIA CO.,LTD(. タイ) イギリス Tel. 44-(1908)566144 バンコク Tel. 66-(2)637-5115 Fax. 66-(2)637-5116 スペイン Tel. 34-(949)26 33 90 Fax. 34-(949)26 31 13 フランス Tel. 33-(1)48 16 57 39 Fax. 33-(1)48 16 57 46 IKOのサステナブルな IKO VIRTUAL SHOW ROOMで 取り組みについて セミナーの視聴や最新の技術情報を確認 https://www.ikont.co.jp/ sustainability/index.html することができます。是非、ご活用ください。 IKO VIRTUAL SHOW ROOM 検索 IKO メカトロサイト https://www.me-iko.com/ https://vsr.ikont.co.jp/ mecha-tool/index.php https://www.ikont.co.jp/ ● 製品の外観・仕様などは、改良のため予告なしに変更することがあります。● 本製品を輸出する際は、仕向国及び用途・需要者を確認いただき、客観要件に該当する場合は、輸出許可申請等必要な手続きをお取りください。 ● 本カタログは正確を期して制作しておりますが、誤字・脱字等に起因する損害には責任を負いかねます。● 無断転載、転用を禁止します。 CAT-2976 Printed in Japan ©2023.11(SK)
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グループは「モノ創り」による 豊かな地球環境の実現を目指します 私たちIKOグループは「オイルミニマム」をキーワードに、 調達時のCO2排出量削減 地球環境に優しいモノ創りの姿勢を貫いてきました。 省資源 カーボンニュートラルの実現を重要課題の1つに掲げ、原材料の調達、製造、輸送、使用、廃棄、 投入資源の低減 リサイクルに至るまでの製品ライフサイクル全体においてCO�排出量削減に取り組んでいます。 廃棄時の 製造/販売時の CO2排出量削減 CO2排出量削減 IKOエコプロダクツを通じて、 調達 省エネ 長寿命 エネルギー カーボンニュートラル実現に貢献します。 効率の徹底 廃棄量の 抑制 廃棄 製造 リサイクル 販売 再エネ 太陽光発電 の導入 環境課題への取り組み 使用時の 輸送時の 1983 ● 国内初の2条列ローラ循環式の直動案内機器を発売(LRW) CO2排出量削減 使用 輸送 CO2排出量削減 1990 国内初の4条列ローラ循環式の直動案内機器を発売(LRWX) 低摩擦 1993 ● 世界初の内外輪一体構造のクロスローラベアリング(CRBH)を発売 エネルギー損失 1997 ● 世界初の直動案内機器の互換性システム「フリーコンビネーション仕様」を発売 の低減 小形・軽量 輸送効率の向上 2001 ● 環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」を取得 高効率 生産効率の 2002 ● 世界初の潤滑部材「Cルーブ」を内蔵した直動案内機器(ML)を発売 向上 2019 ● 世界初の液晶潤滑剤を活用した直動案内機器を発売 2023 ● 業界初のオフサイト型バーチャルPPAを導入 IKO製品は、製品ライフサイクル全体の CO2排出量削減に貢献します。 1 2
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製品開発での取り組み Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ 液晶潤滑シリーズ 調達時のCO2排出量 99%削減 ※使用量比より算定 調達時のCO2排出量 83%削減 ※使用量比より算定 省資源 高効率 省資源 高効率 潤滑部品「Cルーブ」とは 液晶潤滑剤とは 微細な樹脂パウダーを焼結成形して作られた連通多孔焼結樹脂に、内部空間に発生する毛細管現象を利用して多量の潤滑油を含浸させ 液晶潤滑剤は、基油と増ちょう剤で構成されるグ た潤滑部品です。これを製品に組込むことで、オイルミニマムを備えたCルーブ・メンテナンスフリーシリーズが誕生しました。 リースとは全く異なり、液晶化合物のみで構成され 取付寸法、摺動抵抗など基本性能は従来品と変わりません。Cルーブは成形後に潤滑油を含浸するため、食品向けオイルなどへの変更も可 た新たな潤滑剤です。特殊環境下において優れた 能です。 潤滑耐久性を有していることから、潤滑剤の使用 量を大幅に削減できます。 Cルーブ 連通多孔焼結樹脂 潤滑部品「Cルーブ」 また、有機ふっ素化合物(PFAS)を含有していない 円筒ころ 樹脂部分 ため、地球環境保全に貢献します。 潤滑油含浸 潤滑油部分 クレール 方向 トラッ ットストロ ーク スライドユ ニ 含浸前 含浸後 優れた潤滑耐久性 樹脂の粒子が強固に癒着結合 樹脂粒子間に潤滑油を保持 液晶潤滑剤はふっ素系グリースと比較して、転がり接触状態の高面圧下でも優れた潤滑耐久性を発揮します。 オイルミニマム効果 初期封入のみで無給脂運転した場合 Cルーブ内蔵製品は、多くのケースで潤滑剤の追加給脂をせずに、装置寿命まで 4,800g ・形番:LWLF18・・・B 潤滑性能を維持することから、潤滑剤の使用量を大幅に削減できます。 ・速度:1m/s 液晶潤滑剤 4,136 潤滑耐久性 試験条件 ・温度:120℃ 装置イメージ 使用量 ・負荷:114N 99 ・潤滑剤封入量:42mg ふっ素系グリース 683 潤滑不良にて終了 6倍 %減 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 計�セット 追加給脂の 走行距離 km グリース 35g Cルーブの 潤滑油 潤滑剤の使用量と給脂工数を大幅削減 ・使 用 形 番:MX35, LRX35 ・軸 構 成: ・1回の給脂量:20g/ユニット 初期封入 初期封入 装置仕様 3軸(X軸, Y軸, Z軸) 液晶潤滑剤の優れた潤滑耐久性により、ふっ素系グリースと比較して、潤滑剤の使用量と給脂回数を大幅に削減できます。 ・レール本数: 給脂条件 ・給 脂 間 隔:3ヶ月毎 2本/軸 LRX35 MX35 ・ユニット数: 期 間:5年 2個/レール ・使 用 Cルーブ無し Cルーブ内臓 走行距離 �万kmの場合 トータルコストダウン ■ ふっ素系グリース ■ 液晶潤滑剤 潤滑剤費用の削減に加え、メンテナンスに関する様々なイニシャ 総使用量: 総使用量: 総使用量& ルコスト、ランニングコストを削減できます。 給脂回数 イニシャルコストの削減 ランニングコストの削減 615mg 102mg 潤滑剤供給装置の費用 潤滑剤の費用 給脂回数: 給脂回数: 組付け工数 潤滑剤供給装置の電気料金 1/6 設計工数 給脂工数 14.6回 2.4回 潤滑剤供給装置不要 潤滑剤供給装置の電源不要 配管不要 ※ユニット�個あたりの比較 3 4
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製品開発での取り組み リニアローラウェイシリーズ リニアウェイシリーズ 運搬時の 使用時の 廃棄時の CルーブリニアウェイV MV CO2排出量 CO2排出量 CO2排出量 運 時 39% 削減 40% 削減 28% 搬 の 廃棄時の ※質量、摩擦抵 削減  抗力、寿命の CO2排出量 CO2排出量 小形・軽量 低摩擦 長寿命  比率より算定 ボールタイプからローラタイプへの置き換えにより、小形・軽量化、低摩擦化、長寿命化が可能です。 33% % 小形・軽量 長寿命 削減 82削減 ※質量比、寿命比より算定 ローラタイプへの置き換え 超低断面・超軽量にもかかわらず、下方向の定格荷重がボールタイプでは 最大で、機械装置の小型化、長寿命化に貢献します。 置き換え内容 ❶ ローラタイプへ変更 ❷ �サイズダウン(55➡45) ❸ 低断面タイプへ変更 超低断面・超軽量(大きさ25、レール1m、ユニット2個の場合) ボールタイプ LWH55C2R1000BH 置き換え効果 ローラタイプ MXN45C2R1000H 断面高さ: 24%減 断面高さ: 31%減 計算寿命 72,145km 92,073km ※スライドユニット1個あたりの 28% 長寿命化!  負荷荷重10000Nの場合 (基本動定格荷重C:113,000N) (基本動定格荷重C:95,400N) 質  量: 22%減 質  量: 製品性能 33%減 静的安全係数 12.1 15.9 ※スライドユニット1個あたりの 31% 信頼性UP!  負荷荷重10000Nの場合 (基本静定格荷重Co:121,000N) (基本静定格荷重Co:159,000N) 高さ 70mm 26% サイズダウン! 52mm スライドユニット 寸法 幅 140mm 14% サイズダウン! 120mm 長さ 183mm 16% サイズダウン! 154mm 1セット当たりの質量 26.1kg 39% 軽量化! 16.0kg 摩擦抵抗力 ※スライドユニット1個あたりの負荷荷重10000Nの場合 50N 40% 摩擦抵抗ダウン! 30N ※摩擦係数は、各シリーズの中央値を使用した場合 MES25 MV25 MHS25 フリーコンビネーション 下方向の定格荷重がボールタイプでは最大(大きさ25の場合) フリコンはスライドユニットとトラックレールの精度と予圧を完全に維持したままで、自由に組み換え・ MES(スタンダードユニット) MHS(スタンダードユニット) MV 交換が可能な互換性仕様です。ユニットとレールを必要な時に必要な数量だけ個別納入が可能なた ・廃棄量の削減 50,000 め、無駄な材料・在庫の削減を徹底追及できる、環境に配慮した製品仕様です。 ・組立工数の削減 �.�倍 ・在庫の省スペース化 40,000 精度互換 ユニット互換 短納期製品 に貢献します! �.�倍 ➀高さ相互差の管理により、 ➁豊富な形式を ➂必要な時に必要な数量の 30,000  複数使用時の高精度を  自由に組み替え  ユニット、レールを 寿命  維持!  可能!  個別納入可能! 20,000 5.5倍 10,000 0 基本静定格荷重 基本動定格荷重 5 6 定格荷重(N) 25mm 8mm 11mm
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製品開発での取り組み カムフォロアシリーズ 短軸カムフォロア CFC・・・B Cルーブカムフォロア & Cルーブユニット 運搬時のCO2排出量 20%削減 ※質量比より算定 廃棄時のCO2排出量 73%削減 小形・軽量 長寿命 省資源 ※寿命比より算定 Cルーブカムフォロア Cルーブユニット 六角穴付きボルトと専用フランジナットを用いた新たな取付け構造を採用。 軸受空間にCルーブを封入したCルーブカムフォロアと、外輪外径部に潤滑油を供給するCルーブユニットの組み合わせにより、カムフォロ 取付けスペースの大幅な削減が実現できるため、設計自由度が広がり、生産効率の向上に貢献します。 ア内部とカムガイド面、両方の長期メンテナンスフリーが可能です。Cルーブカムフォロアはスラストワッシャが組み込まれており、取付誤差 によって発生する軸受内部の摩擦と摩耗を防止するため、長寿命化に貢献します。 小形化&軽量化(軸径8mmの場合) CF・・・WB・・・/SG 取付誤差を与えた耐久試験(軸径10mmの場合) Cルーブ 専用フランジ ナット スラストワッシャ 寿命 3.7倍 (h) 六角穴付き 質量 全長 ボルト θ 300 20 Cルーブ 296 %減 34%減 ユニット CL 200 100 従来品(34 32.2mm g) ・回  転  数:2060 min-1 79 CFC(27 21.4mm マイナス10.4mm 試験条件 ・ラ ジ ア ル 荷 重:490N g) ・ミスアライメントθ:1° 0 従来品 ワッシャ付き 複列円筒ころカムフォロア NUCF 樹脂付きカムフォロア CFL 運搬時の 廃棄時の 運搬時の 使用時の CO2排出量 CO2排出量 CO2排出量 CO2排出量 小形・軽量 長寿命 11% 削 9% 30% 減 削減 ※質量比、寿命比より算定 小形・軽量 高効率 削減 74% 削減 ※質量比、慣性モーメント比より算定 円筒ころを複列に組み込んだ総ころ軸受で、大きなラジアル荷重を受けることができます。 樹脂・鋼板を一体成型した外輪の採用により、外輪に樹脂を圧着する従来品に比べ、小形・軽量化を実現しています。 標準カムフォロアから置き換えることで軽量化、長寿命化が可能です。 小形化&軽量化(軸径6mmの場合) 長寿命化&小形化(軸径12mmの場合) 標準カムフォロア CFL 従来品 標準カムフォロアと 外輪外径: 同寸法 33%減 形番 軸径 基本動 定格荷重 全長 外輪外径 質量 C mm mm mm g N CF12VBR 12 13,500 40.2 30 97 (標準) NUCF12BR 製品質量:18.5g 13g 22g (複列) 12 14,000 40.2 30 86 外輪質量: 8.7g 2.3g 外輪の慣性 モーメント 74%減 寿命 1.1倍 質量 11%減 製品質量30%減 ※標準カムフォロアとの比較 7 8 φ16 φ24
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製品開発での取り組み クロスローラベアリングシリーズ 超薄形クロスローラベアリング CRBT 超薄形取付穴付き クロスローラベアリング CRBTF 運搬時の 使用時の CO2排出量 CO2排出量 運搬時のCO2排出量 95%削減 ※質量比より算定 小形・軽量 小形・軽量 42% 削減 43% 削減 ※装置の質量比、慣性モーメント比 高効率  より算定 2008年にローラタイプでは世界初の薄さであるCRBTを開発しました。今後も高負荷容量かつコンパクトな軸受を開発していきます。 CRBTFは従来の超薄形CRBTの幅寸法5mmを維持しつつ、内外輪に取付穴を設けることで、ボルトオンで直接相手面に取り付けることが できます。そのため、周辺部品を簡素化でき、装置のさらなる省スペース化に貢献します。 寸法の比較 Φ70mm 装置の省スペース化 形番 アンギュラ玉軸受 高剛性形 薄形 超薄形 5mm (接触角30° 背面組合せ) CRBHV5013A CRBS508 CRBT505A 超薄形 従来品 内径 mm 50 50 50 50 CRBT CRBT CRBTF 外径 mm 80 80 66 61 5.5mm 内径 mm 40 40 断面高さ mm 15 15 8 5.5 従来品 外径 mm 51 73 幅 mm 32 13 8 5 (CRBT) 軸受 断面高さ mm 5.5 16.5 軸受体積 mm3 22,608 9,185 1,608 475 固定に押え板やハウジングが必要 幅 mm 5 5 Φ73mm 質量 g 32.3 103 高負荷容量&小形の両立 装置 質量 g 856 589 5 700 4.8 600 4 比率 倍 3 2.5 500 612 質量 95 装置質量 外輪の慣性モーメント %減 CRBTF 400 3.1 300 取付面に直接取付 42%減 43%減 2 1.9 1.9 200 290 1 100 84 32 0 0 アンギュラ 高剛性形 薄形 超薄形 アンギュラ 高剛性形 薄形 超薄形 玉軸受 CRBHV CRBS CRBT 玉軸受 CRBHV CRBS CRBT ニードルベアリングシリーズ 高剛性形クロスローラベアリング V CRBHV 長寿命仕様 旋削形ニードルベアリング 廃棄時のCO2排出量 80%削減 ※寿命比より算定 廃棄時のCO2排出量 80%削減 ※寿命比より算定 長寿命 長寿命 高剛性形は内外輪一体構造の採用により、標準形に比べ、高負荷容量を実現しました。 長寿命仕様は特殊な熱処理により、軸受の表層部の硬度と靭性が強化され、表面を起点とする損傷の発生及びその進行を抑制します。 そのため、厳しい負荷条件や異物が混入する潤滑環境下において著しい寿命延長効果を発揮します。 定格荷重の向上(軸受内径50mm、幅13mmの場合) 99 CRBC(標準形、保持器付き) CRB(標準形、総ころ) CRBHV(高剛性形、セパレータ付き) 標準熱処理品 25,000 80 長寿命仕様品 �.�倍 20,900 50 20,000 18,400 �.�倍 寿命 寿命 17,300 15,000 14,200 20 12,600 5倍 5倍 10,700 10 10,000 5 形番:NA4904 5,000 負荷:10,500 N 潤滑:清浄油潤滑 0 1 1 10 100 1,000 10,000 基本静定格荷重 基本動定格荷重 寿命(h) 9 10 体積あたりの 基本動定格荷重(N/mm3) 定格荷重(N) 質量(g) 25mm 39mm 累積破損率(%)
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製品開発での取り組み アライメントステージSA…DE SA・・・DE は駆動方式にダイレクトドライブ方式を採用した、コンパクトで高精度なアライメントステージです。 直線運動用のX テーブルと回転位置決め部であるθ テーブルを自由に組み合わせができます。 CO XYテーブル 2削減目標と実績 当社グループでは、気候関連問題が経営に及ぼす影響を評価・管理するために、GHGプロトコルの基準に基 運搬時の 使用時の CO づき温室効果ガス排出量の算定を実施しております。当社グループにおける2022年度のCO 2排出量 2排出量 CO2排出量 (Scope1,2)は、32,130t-CO2であり、前年度比で約3.3%削減しました。今後も、2050年度のカーボンニュー 18% 小形・軽量 高効率 削減 50% 削減 トラル実現に向けた排出量削減の取り組みを強化してまいります。 ※質量比、定格推力比より算定 目 SA200DE/XY コンパクト化 標 断面高さ 25%減 質量18%減 2030年度(中期目標) 2050年度(長期目標) 20mm 低断面化 日本トムソン単独のScope1,2排出量を 50%以上削減 カーボンニュートラルの実現 ( 2018年度比) 2018年度排出量:21,704t-CO2 従来品(17.5kg) 3.1kg 軽量化 高機能モデル(14.4kg) 推力の向上 実 績 定格推力 最大推力 温室効果ガス排出量(Scope1,2,3) Scope1,2 排出量推移(単独、海外生産部門) 80 2.0倍 500 60 70 400 1.5倍 (t-CO2) 300 400 40 Scope1 0.9% Scope2 7.9% 40,000 0.80 200 35 270 20 100 0 高機能モデル 0 従来品 従来品 高機能モデル 30,000 0.60 θテーブル 2022年度 20,000 0.40 総排出 36万t-CO 使用時のCO 2 2排出量 42%削減 ※消費電力比より算定 10,000 0.20 高効率 Scope3 91.2% 0 0.00 2018 2019 2020 2021 2022(年度) SA200DE/S トルクの向上 定格トルク 最大トルク 日本トムソン(日本) ITV(ベトナム) Scope1 Scope2 Scope3 UBC蘇州(中国) 売上高原単位(t-CO2/百万円) 2.5 1.6倍 10.0 2.0倍 2.0 8.0 1.5 2.0 6.0 8.0 1.0 1.2 4.0 0.5 2.0 4.0 0 0 従来品 高機能モデル 従来品 高機能モデル ※詳細は「TCFD提言に基づく情報開示」をご参照ください。 省電力、高タクト https://www.ikont.co.jp/sustainability/warming.html 同サイクル条件での消費電力 同消費電力条件での�サイクル時間 140 0.25 Scope1 ... 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出 120 消費電力 0.2 �サイクル時間 100 128.6 Scope2 ... 他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出 80 0.15 試験条件 60 42%減 0.2 0.1 27%減 Scope3 ... Scope1、Scope2以外の間接排出 事業者の活動に関連する他社の排出 40 74.4 0.145 ・搭載質量:10kg 20 0.05 ・運転速度:80deg/ s 0 0 従来品 高機能モデル 従来品 高機能モデル 11 12 推力(N) 消費電力(Wh) トルク値(Nm) 推力(N) XY軸 θ軸 80 30 1サイクル時間(s) 110 90 X軸 Y軸 θ軸 30 30 30 トルク値(Nm)
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事業活動での取り組み 省エネルギー対策 再生可能エネルギーの調達 省エネ 再エネ 省エネルギー化に向けた取り組み事例をご紹介いたします。 カーボンニュートラル達成に向けて、業界に先駆けた新しい取り組みにも挑戦しています。 様々な角度から省エネ活動を推進 2種の太陽光発電を導入 1 LED照明の採用 4 オンサイト型PPA 長寿命化や省エネ化につながるLED照明を積極的に採用しています。 オンサイト型PPAとは、自社敷地内に電力会社が太陽光設備を設置し、 また、事務所内などの照明を切り替える際は手元スイッチも取り付け、 発電したCO2フリー電力を事業者が消費するという契約モデルです。 作業者一人ひとりの省エネ意識も高めています。 IKOでは極楽寺地区と武芸川地区で導入しています。 CO2排出量削減 中期目標達成への貢献度 CO2排出量削減 中期目標達成への貢献度 手元 約67t-CO2/年 約0.6% スイッチ 約370t-CO2/年 約3.4% Hf照明 LED照明 極楽寺地区(2021年稼働) 武芸川地区(2023年稼働) 2 重油燃料から電気式の空調設備へ 5 オフサイト型バーチャルPPA ベアリング業界で国内初 国内営業拠点の電力を100%再エネ化 熱源が重油の空調設備は、大気汚染のリスクなど様々な オフサイト型バーチャルPPAとは、自社敷地外に電力会社が太陽光設備を設置し、事業者は発電したCO2フリー電力から環境価値だけを提 課題を抱えているため、更新の時期に合わせてエネル 供して頂く契約モデルです。この取り組みにより、国内営業拠点で使用する電力の100%を再生可能エネルギーで賄うことを実現しました。 ギー効率の高い電気式の設備へ変更しています。必要能 余剰分は国内生産拠点で使用する電力の再エネ化に活用しています 力に対して効率の良い部分負荷運転の組み合わせに制御 し、エネルギー効率をさらに高めています。 太陽光で発電した電力の特殊性 バーチャルPPAの仕組み 環境価値を提供 電力会社B ■省エネ効果のイメージ 油焚き冷温水発生機 電気式ヒートポンプチラー 合体 発電 (必要電力が 環境 太陽光で発電した 環境 60kWの場合) 消費量 物理的 電気式(20kW) 10kW 電力会社A 価値 プレミアム価値 価値 消費量 再エネ化 価値 電気式(20kW) 10kW (CO2排出量0) 重油式 ロス ロス 電気式( 120 20kW) 10 現契約電力 kW 発電 kW 元々の電気として ( 10 物理的 (国内営業拠点) 120kW) 60kW 電気式(20kW) kW 0kW の価値 価値 電力会社C 電気式(20kW) 10kW 生産拠点の 電気式( 太陽光 20kW) 10kW 再エネ化に活用 発電設備 余剰分 一般市場に売電 CO2排出量削減 中期目標達成への貢献度 現契約電力 (国内生産拠点) 約63t-CO2/年 約0.6% 電力市場では「物理的価値」と「環境価値」を 現契約電力と環境価値を合体させることで、 別々に扱うことができます。 CO2フリー電力にできます。 3 実施計画 と進捗モニタリング CO2排出量削減 中期目標達成への貢献度 各部門で環境課題への取り組みを計画し、環境委員会において進捗モニ 環境パトロール タリングを行いながら、省エネ活動を推進しています。工場部門では上記 約340t-CO2/年 約3.1%  1  2 の他に、省エネパトロールや加工工程の見直しなど様々な取り組 みにより、2013年度からの10年間で約773t -CO2を削減しました。 中期目標達成への貢献度 中期目標達成への貢献度 ※2023年9月時点の算定 CO2排出量削減 エアー これからも取り組みの 漏れ  1 ~ 5 の取り組みにより、2030年度の削減目標量である 進捗を図り、CO2排出量の 約77t-CO2/年 約0.7% 削減効果を高めていきます。 10,852t -CO2に対して、約8.4%の削減効果を見込んでいます。 13 14