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電源・電子負荷・DMM 機能を1台に集約した12チャネルバッテリセル電圧ジェネレータ
<BMS(Battery Management System, またはBattery Management Unit)機能評価環境を簡単に構築>
従来より使用されてきたBMS機能評価環境には「実電池を使ったもの」「電源を使ったもの」が挙げられます。しかしこれらには、試験にかかる時間・安全性・制御の煩雑さなどにおいて様々な課題がありました。
それらの課題を解決するために開発されたのが、「バッテリセル電圧ジェネレータ SS7081-50」です。これは1台につき12セルの電池電圧の模擬環境を構築し、高確度・高精度な出力、そして計測を安全に行うことができます。
シンプルな構成で、BMS機能検査環境構築のコスト削減と生産性向上を実現します。
このカタログについて
ドキュメント名 | バッテリセル電圧ジェネレータ SS7081-50 |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.4Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日置電機株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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バッテリセル電圧ジェネレータ SS7081-50
BATTERY CELL VOLTAGE GENERATOR SS7081-50
BMS※1機能評価環境を簡単に構築
※1 BMS : バッテリーマネジメントシステム
電源・電子負荷・DMM機能を1台に集約した12チャネルバッテリセル電圧ジェネレータ
シンプルな構成でBMS機能検査環境構築のコスト削減と生産性向上を実現
JCSS 認定※ 2
※2 認定範囲の中からお客様にご指定いただいた校正ポイントに対して校正を行ないます。
ISO/IEC17025 製品仕様全範囲で校正を行なうことはできません。
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従来の BMS 機能評価環境における課題
実電池を使った評価環境 電源を使った評価環境
● 実電池を用いた環境 ● 電源とDMMを用いた環境
BMS 基板 BMS 基板
電源 電子負荷 電源 電子負荷 電源 電子負荷
DMM DMM DMM
HUB
充放電 ECU PC
課 題 課 題
・各セルの電圧を任意に設定することが難しい ・複数の電源とDMMを個別に制御するのが面倒
・充放電に時間がかかる
・実電池で異常状態を再現した場合、危険域で
使用すると電池の劣化や発火のおそれがある ● 1台の電源を抵抗分圧する環境
BMS 基板
● BMSとセルの開放・セル間の短絡状態を再現
BMS 基板 BMS 基板
電源 電子負荷
開放 短絡 課 題
課 題 ・チャネルごとのセルバランスが取れない
・開放、短絡状態を再現するためにリレー制御が必要 ・チャネル分の可変抵抗を設定する工数が発生
バッテリセル電圧ジェネレータ SS7081-50 で課題解決
SS7081-50
1 台で 12 セルの電池電圧の模擬環境を構築
BMS 基板
SS7081-50 SS7081-50の制御システムは、お客様でご構築いただきます。
(付属PCアプリでの制御も可能です)
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BMS の機能評価環境を簡単・安全・高確度に実現
● 実電池や個別電源にくらべて安全
チャネル数 最大直列発生電圧 発生電圧
• 12 ch/台で、チャネル毎にセル挙動を模擬 12 ch 1000 V 5 V/ch
• 直列1000 Vの大規模モジュール環境を構築
(5 V/ch×200 ch=1000 V)
SS7081-50によるオープン・ショート模擬
• 実電池では発火の危険があるセルの異常状態を模擬 BMS基板
• チャネルとBMS間のオープンワイヤ模擬
• セルのショート模擬
V V V
A A A
SS7081-50
● 高確度・高精度な出力、計測
• 高確度電圧出力でセル挙動を模擬
• 2象限の出力電圧 −1 A~1 Aでセルバランシング
電圧出力確度 電圧測定確度 電流測定確度
1Aレンジ±0.07%
1チャネル当たりの出力範囲 電圧 [V]
±0.015%±0.01% 100μAレンジ±0.035%
5
出力時間 連続出力 連続出力 出力時間
200 ms 可能 可能 200 ms
-1 -0.21 0 0.21 1 電流 [A]
• 高確度・高精度な電圧、電流測定
• 100 μAレンジで微小電流測定(BMSの暗電流、セルバランス回路の漏れ電流)
付属のPCアプリで評価を簡単に
• SS7081-50を最大10台まで制御可能
• 再現したい模擬状態をシーケンス設定することで試験を自動化
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システム構成例
HIOKI のメモリハイコーダ、非接触 CAN センサとの組み合わせによるシステム構成
メモリハイコーダ MR6000
MR6000 ・各種データ、波形のロギング
・温度測定
SS7081-50 非接触 CAN センサ SP7001-90
・CAN 信号の取得
+ ( MR6000 Ver. 3.0 ※)
※ベクター製 VN1600 ファミリーを使用
SP7001-90
仕様 (確度保証期間 1 年 , 調整後確度保証期間 1 年)
チャネル数 12 チャネル ± 0.0700 % of reading ± 100 μ A
最大直列接続 最大直列出力電圧 1000 V 以下で本体の直列接続可能 追加誤差(温度係数)
1 A レンジ 0℃~18℃ , 28℃~ 40℃では温度 1℃に
直流電圧 0.0000 V ~ 5.0250 V(全チャネル独立) つき次の値を加算
±1.00000 A(全チャネル独立) ± 0.05 × 測定確度 /℃
210 mA 以下かつ -210 mA 以上は連続出力可能 電流測定確度 ± 0.0350 % of reading ±10 nA
210 mA より大きいまたは -210 mA より小 追加誤差(温度係数)
出力範囲
最大出力電流
さい場合は連続出力制限※あり 100 μAレンジ 0℃~18℃ , 28℃~ 40℃では温度 1℃に
※連続出力制限 つき次の値を加算
最大出力可能時間 200 ms ± 0.05 × 測定確度 /℃
次の出力までの時間(参考値): 5 V で1 A を
200 ms 出力した場合 5 s 間 確度保証温湿度範囲 23℃ ± 5 ℃ , 80% RH 以下(ウォームアップ時間 30 分以上)
直流電圧 -0.00100 V ~ 5.10000 V 電源 フリー電源 (AC 100 V ~ 240 V)
測定範囲 直流電流 ±1.20000 A( 1 A レンジ) 電源周波数範囲 50 Hz/60 Hz, ± 2 Hz
(2 レンジ構成 ) ±120.0000 μ A( 100 μ A レンジ) LAN
積分時間
1PLC(50 Hz の 場 合 20 ms, 60 Hz の 場 合 16.7 ms)×
準拠規格 :IEEE802.3
スムージング設定回数
伝送方式 :10BASE-T / 100BASE-TX 自動認識 全二重通信
プロトコル :TCP / IP
± 0.0150 % of setting ± 500 μ V コネクター :RJ-45
追加誤差(温度係数) インターフェイス 通信内容 : 通信コマンドによる設定、機器状態取得、測定値取得
電圧出力確度 0℃~18℃ , 28℃~ 40℃では温度 1℃につき次の値を加算 設定 :IP アドレス192.168.1.xxx(xxx のみ変更可能)
± 0.05 ×出力確度 /℃ サブネットマスク 255.255.255.0(固定)
出力抵抗 3 m Ω以下 ( 端子の接触抵抗を含まない) デフォルトゲートウェイ : なし(固定)
± 0.0100 % of reading ±100 μ V 通信コマンドポート :1024(固定)
電圧測定確度
追加誤差(温度係数) 初期設定 :IP アドレス192.168.1.1
0℃~18℃ , 28℃~ 40℃では温度 1℃につき次の値を加算 外形寸法 約430W × 132H × 483D mm, ±3 mm(突起物含まず)
± 0.05 × 測定確度 /℃ 質量 約 10.3 kg, ± 0.5 kg
付属品 取扱説明書 , 電源コード , ラックフレーム , PC アプリディスク
価格
製品名:バッテリセル電圧ジェネレータ SS7081
形名(発注コード) 価格
SS7081-50 ................................................................. お見積り
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■本カタログの記載内容は 2020 年 7 月 27 日現在のものです。 ■本カタログ記載の仕様、価格等はお断りなく改正・改訂することがあります。 ■本カタログで使用している会社名および製品名は、各社の登録商標もしくは商標です。
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