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一層使いやすくなったインラインタイプの実装基板検査装置
FA1220-11は、インラインタイプの実装基板検査装置。使いやすさと生産性向上のために、さまざまな工夫を凝らしています。
・多彩な機能で効率的な生産ラインを構築
コンポーネント検査のほか、アクティブ検査など他項目を同時に検査
・設置面積を従来比約23%削減
背中合わせ並行ラインも構築可能
・3年保証とCEマーキング
中国RoHS, WEEE, KCなど各種規格に対応し、世界中の工場で活躍
ここに示した特長はごく一部です。詳細はカタログをご覧いただくか、弊社までお問い合わせください。
このカタログについて
ドキュメント名 | インサーキットテスタ FA1220-11 |
---|---|
ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 4Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 日置電機株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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インサーキットテスタ FA1220-11
IN-CIRCUIT TESTER FA1220-11
実装基板検査の生産性を向上
インラインタイプ 自動検査装置
多彩な機能で効率的な生産ラインを構築
設置面積を従来比約 23% 削減
3 年保証と CE マーキング
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生産性をあげる。品質を守る。
準備工数を少なく。タクトタイムを速く。無駄な仕事を省く。
不良流出を止める。検査の網は広く。できる限り多くの検査を。
HIOKI は自動化による工数削減と確実な計測で、実装基板の品質確保を強力にバックアップします。
段取り工数削減 省スペース
基板品種切り替えのたびに必要となる、 従来機種に比べ奥行きが 230mm 短くなりまし
セットしたテストフィクスチャの確認、 た。背中合わせ並行ラインも構築可能となり、生
対応検査データ読み込み、レール幅調 産ラインの選択肢が広がります。
整などの段取りを自動化する機能が多
数追加されました。
1220-55(従来機種)の奥行き : 980 mm
FA1220-11の奥行き : 750 mm
多彩な検査項目 不良流出防止
実装部品の計測値により判定するコンポーネント検 検査工程において不良製品を FAIL 判定するだけで
査のほか、IC 検査や部品を単体動作させるアクティ はなく、詳細な検査データが残るため、不良原因
ブ検査など多項目を同時に検査します。 の解析や工程へのフィードバックが可能です。
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生産性 価値ある空間と時間を生み出す
設置面積を従来比 23%削減 小型化を実現した計測技術
従来機と違い、計測ピン数が増えても計測ラック 検査のコアとなる計測部を高集積化。最大 2048 ピン
の追加は不要。奥行きが従来機種の 980mm から 時(スキャナボード 16 枚搭載時)でも追加ラック不要。
750mm に縮減。生産スペースを有効活用できます。 充実の検査機能をコンパクトに実現しました。
800 mm 323 mm
高集積化
従来機種 1220-55 FA1220-11
2048 ピン時の計測部 2048 ピン時の計測部
背中合わせ並行ラインの構築
奥行き寸法が短くなったことで、背中合わせ並行ライ
ンも構築可能となりました。
780 ± 20 750 ± 15
テストフィクスチャ スライドイン構造 ケーブル結線不要 自動接続
E4268ワンタッチコネクタ、E4259 ワンタッチコネクタ
テストフィクスチャのスライドインを従来機種から継承 ワンタッチコネクタを搭載すれば、テストフィクスチャ
しました。投入口を扱いやすい形状にして、作業者の との結線作業は不要となります。タッチパネルからの
負担をさらに軽減します。 操作で、自動的に接続します。
基板サイズの設定のみで自動幅調整
E4291自動幅調整機能
ライン段取り替えは検査データを変更するだけ。基板
のサイズに合わせて自動で搬送レール幅を調整します。
検査データに合わせてレール幅を変更
2300
1760 ± 50
900 ± 50
LOADING HEIGHT
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マウス不要のオペレーション 基板ごとの検査データを自動読込
データ選択や検査モード選択、検査開始はタッチパネ 基板のバーコードを読みとり、自動で検査データを読
ルで操作可能。デバッグを必要としない生産時のオペ み込みます。バリエーションの違いなどによる多種の
レーションではマウスなしで段取り替えが可能です。 データライブラリの中から自動読込、設定可能です。
* リーダは別途購入必要
判定結果を基板に捺印 背面からケーブル接続
スタンプ駆動ユニット E4260、追加スタンプ駆動ユニット E4261 背面安全扉 E4292
テストフィクスチャにとりつけるスタンプを最大16個駆動します。 フラットケーブルを用いた上下信号接続の場合には、
E4260 は、FA1220-11に最大 4 個追加可能です。 背面から作業する必要があります。背面からの作業に
E4261は、E42601台あたり最大 3 個追加可能です。 は背面安全扉があると便利です。
E4260 スタンプ駆動ユニット
4 連マニホールド & テストフィクスチャへ スタンプ
スタンプ駆動電磁弁 x 1
4 連マニホールド
エア配管
E4261 追加スタンプ駆動ユニット
電磁弁
スタンプ駆動電磁弁 x 1
ラインを占有せずにデータ作成 データ作成支援機能
1220 データ作成ソフト1137-05
汎用の PC にインストールできるので、生産ラインの稼 ATG 機能を使用すれば、複数の良品基板から自動的
働状況に左右されずにデータ作成や解析が可能です。 に検査データを作成可能です。マクロ検査やコンポー
ネント吸収により検査ステップを生成します。
事務所でデータ作成 現場でデバッグ、検査
メンテフリーの半導体リレー オートリテストでコンタクト改善
スキャナボード E4201、スキャナボード E4202
電気的に回路を切り替える半導体リレーは、物理的に テストフィクスチャと検査基板の接触不良により FAIL
開閉する有接点リレーに比べメンテナンスフリー、コス 判定された場合、再度プレスダウンすることで接触を
トパフォーマンスに優れています。 改善。生産の歩留まりを改善します。
スキャナボード E4201 128CH、半導体スイッチ仕様
スキャナボード E4202 128CH、半導体スイッチ仕様ガード無し
プレスアップ、プレスダウンして再度検査
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品質 不良検出のための広いカバレッジと多彩な機能
充実のコンポーネント検査 半導体をアクティブ状態で検査
電解コンデンサ極性チェックによる逆挿し検出や、4 MOS-FET、J-FET のゲートに ON 電圧と OFF 電圧
端子計測による m Ωオーダーの抵抗検査など多彩な を印加してドレイン -ソース間の電圧と電流を測定。活
検査を標準搭載。 性状態で FET の動作の良否を判定します。
被検査回路 被検査回路
OFF 電流および ON 抵抗値 OFF 電 流と測定した電 流(IDSS)
により良否判定 により良否判定
IC の逆挿入を検出 I2C 対応検査
I2C 検査ユニット 1960-10
IC 逆挿入を検出する検査モードを標準搭載。IC 内部 I2C(アイスクエアシー)バスを利用して、被検査基板に
の保護ダイオードの極性を利用して、外観検査では難 実装されている IC へのデータの書き込み、書き込みデー
しい形状や刻印の IC でも確実に逆挿入を検出します。 タのベリファイ、コントローラの DIO 出力が可能です。
VDD
・プロトコルエミュレーター
:REX-USB61(ラトックシステム製)
IN OUT
・別途 24V 電源、MMCT 特製ケーブルが必要
VSS ・特注対応部分あり、要事前相談。
CMOS 内部等価回路
様々な基板に対応 測定ピンが少なくても部品検査
搬送レールの改良により基板裏面高さ 25mm まで対 各部品の端子にピンを立てるのが難しい場合は、複数
応。(両面検査時)多面取り基板は最大 256 グループ 部品の合成インピーダンスでの判定も可能。マクロ検
まで設定可能です。 査により良品基板の測定値を吸収、検査値とします。
pin1 pin2
両面仕様高さ 片面仕様高さ 多面取り基板
表面 最大 45 mm 表面 85 mm 最大 256 グループ設定 ピンを立てるスペースの 複数のコンポーネントをまとめたインピーダ
裏面 最大 25 mm ない基板などに ンス測定により判定
より大きい基板を検査したい 検査後にプログラム書き込み
大型テストフィクスチャ対応 E4262 オンボードプログラミング機能 E4231
大型テストフィクスチャ対応仕様では、最大基板サイズ ROM ライタを使用して検査後にフラッシュメモリー
400 mm x 325 mm まで対応可能です。 内蔵マイコンへのプログラム書き込みを行う機能です。
検査可能な最大基板サイズ 400 ROM ライタは DTS インサイト社製を使用します。
330
400
330
プロービング可能な範囲
標準品 大型テストフィクスチャ対応 E4262
270 25 45
264
85
325
315
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音声ピン番号案内機能 FAIL 時基板解析ポイントビューワ
ピンサーチ時に、ピン番号を音声で案内する機能です。 テストフィクスチャのメンテナンス時に役立つ、ピン座
画面を見る必要がなく、対象ピンの特定作業に集中で 標をポイント表示します。プリントした資料を都度持ち
きます。日本語、英語、中国語でピン番号の読み上げ 出さなくても、現場ですぐ情報が参照できます。
が可能で、スピーカーを利用すれば、作業現場でも場 表裏、面視、表示倍率等切り替え可能。FAIL に関連
所を取らずはっきり聞き取ることができます。 するピンは、赤色で表示。ピンサーチ時には、そのポ
イントのピン番号を大きく表示します。
ニ、サン、ゴ、
ジュウサン、
ハチジュウキュウ、、、
プローブで触れた
ピンの番号を読み上げ HIOKI にてテストフィクスチャ作成の際、オプションにて「ポイント情報ファイル」を追加いただく必要があります。検査データファイルと「ポイント情報ファイル」
を同一のフォルダに入れておくことで、ビューワ機能が使用できます。
ワンクリックで FAIL 情報を可視化
FAIL VIEWER UA1782
FAIL VIEWER UA1782 は、解析用データベースの
ビューワ機能に、部品・プローブ探索機能が搭載され
た実装基板解析支援ソフトウェアです。部品の実装位
置、基板上にあるプローブのコンタクト位置の探索だ
けでなく、任意のプローブ番号につながる部品の位置
もワンクリックで検索できる機能を搭載しました。もう
リペア作業に部品配置図を見る必要はありません。ま
た、ピン間(=パターン間)の近接箇所の検索もでき
るのでブリッジ不良の探索にもお使いいただけます。
解析用データ出力
プリンタユニット E4243
計測データは標準機能でデータファイル出力可能。
オプションのプリンタユニットを使用すれば生産現場
で検査結果を印字することもできます。
ネット探索結果
品質傾向を確認できる統計機能
検査ソフト上で測定値のヒストグラムを確認できます。
各ステップごとに最大 100 回の測定値と判定のデータ
電子データのファイル出力例 を記憶しています。
E4243 プリンタユニット
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3 年保証と CE マーキング 確実に検査するためのプレス圧
EMC 試験や安全性の検証などによる品質評価を行い、 φ125mm の大型プレスシリンダを標準搭載。従来比
CEマークに対応しました。製品保証期間は3年間です。 約 1.5 倍の理論推力で確実にプレスします。
ノイズによるトラブルを低減 計測部校正で信頼できる検査を
校正ユニット1330
イミュニティ(電磁感受性)、エミッション(電磁両立性) オプションにて計測部の校正をできるユニットを準備。
の試験を行い、EMC 規格 EN61326-1に適合。電気 定期的に校正作業を行うことで、トレーサビリティのと
配線や放射ノイズによるトラブルを抑えた設計です。 れた信頼性のある検査が可能です。
無線
I/O 通信 EMC 規格
校正ユニット1330
イーサネット EN61326-1 FA1220-11の計測部と接続して使用
電源ライン
ライン構築 速く、検査ラインを立ち上げたい
世界中の工場で活躍 前後行程との搬送連携
標準ソフトは和中英対応。100V-240V フリー電源で 基板搬送信号、基板要求信号、検査結果を通信する
世界中の電源電圧に対応。CE、中国 RoHS、WEEE、 外部 I/O 信号を搭載しています。
KC など各種規格にも対応しています。
前工程用 後工程用
使用コネクタ 本体側
コネクタハウジング SC-1634(10) HIROSE
メスコンタクト SC-1600-112( バラ ),
SC-1600-212( 連続 )
ストッパーブラケット P-1634A-STA(51) HIROSE
使用コネクタ ケーブル側(付属)
オスコネクタ P-1634BA(09) はんだタイプ HIROSE
プラグケース P-1634A-CA(50) HIROSE
背面接続部 背面コネクタ
左右両ライン対応 従来の資産を有効に活用
ライン方向は左右どちらにも対応(発注時指定)。購入 当社従来機種 1105、1220 ともデータ互換があり、
後にラインの方向が変更になっても、スイッチバック機 検査データを使用できます。1220 のデータはそのま
能を使用すれば逆向きのラインにも対応できます。 ま、1105 のデータは変換機能を使って読込可能です。
スイッチバック機能使用時の動作
通常のライン方向(発注時指定)
基板ストッパー
1. 逆方向から搬入、 2. 逆進して本来の
停止ラインを通過 位置で停止、検査 3. 検査終了後搬出
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安全 人を、製品を、ラインを守る
緊急時対応 インターロック
残圧排気ユニット E4270
非常停止スイッチ、警告灯を標準装備。残圧排気ユニッ 正面扉、背面安全扉にはインターロックを装備。扉を
トがあれば停電時のシリンダロックを解除できます。 開けると動作を停止します。
シグナルタワー 非常停止スイッチ 残圧排気ユニット E4270
基板の正常セットを確認 検査位置で正確に止める
基板確認機能 E4265 追加基板ストッパ E4293
テストフィクスチャに取り付けられたセンサとの連携で、 2つ目のストッパにより、長方形でない異形状基盤で
浮き、逆挿入、異種、未セットなどを検出、警告を出 も、検査位置での基板の傾きを抑えます。テストフィク
力します。 スチャ位置へ正確に停止させます。
面取り基板、手前と奥側の角の加工が違う基板でも正確に停止
静電気を除去して安全に検査 テストフィクスチャ誤設置防止
イオナイザユニット E4267 テストフィクスチャID 判別機能 E4266
生産ラインを搬送される基板は帯電していることがあ 基板品種ごとの検査データに設定された ID とテストフィク
ります。装置入り口に取り付けたイオナイザユニットは、 スチャの ID が一致しないとプレスダウンしません。基板と
静電気を除去します。 テストフィクスチャの不一致による破損事故を防ぎます。
基板とフィクスチャが
合っているか判別
* リーダは別途購入必要
テストフィクスチャ装着確認機能 急な停電に
テストフィクスチャ装着確認 E4263(上側テストフィクスチャ用) バックアップ電源 E4242
テストフィクスチャ装着確認 E4264(下側テストフィクスチャ用)
上下テストフィクスチャがそれぞれ確実に装着されてい 停電が発生しても本体制御コンピュータと LCD の電源
るか確認します。センサーで上下テストフィクスチャの が落ちないので、正常にシャットダウンできます。
位置ぎめピンをチェックします。
もしもの時の PC 復旧作業 *
検出センサ リカバリディスク FA1395
製品個体ごとに出荷時リカバリディスクを作成。OS、
各環境ファイルなどを出荷時の状態に戻します。
* FA1220-11には CD/ DVD ドライブが搭載されていません。リカバリディスク
未装着または位置ずれ 正常装着 FA1395 をご使用の際は、お客様にて外付け CD/ DVDドライブをご用意ください。
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テストフィクスチャ 計測とトータルでアシスト
メーカ純正の保証と最適デバッグ
「テストフィクスチャ側が悪い」「ICT本体側が悪い」というトラブルはありませ
んでしたか? 純正テストフィクスチャであれば、検査データも含めすべてHIOKI
が保証します。
計測を知っているHIOKIならではの最適なデバッグが行われた検査データとテ
ストフィクスチャを一括で提供しますので、納品後の垂直立ち上げが可能です。
ピンボード 1160(下側)
ガーバデータ、マウントデータから解析用データベースを製作 リペア作業を効率化
基板の熱収縮を考慮した場合、現品からのピン立て情報を取得する従来の方法も安定なコンタクトには非常に有効な手段です。
しかし、近年の微細化と短納期という相反する要望に対応するためガーバデータやマウントデータ(部品実装情報)などの電子
データからの製作が増えています。HIOKIでは単なるテストフィクスチャ製作の電子化にとどまらず、リペア作業やテストフィク
スチャのメンテナンスにも活用できる解析データベースを提供します。リペア作業も電子化されることで、部品配置図、ピン配
置などの紙の資料がなくなります。
高密度基板対応 ドキュメント
高精度な穴あけマシンにより、1.27mm ピッチまで テストフィクスチャと一緒にデバッグリスト、プロッ
ピンを立てることができます。小さなポイントへ正 ト図、ロケーション図などメンテナンスに必要な資
確にプロービングします。 料が付属されます。
プローブ 豊富なオプション
先端形状、径、圧力、構造を考慮し、最適なプロー スタンプユニット
ブを使用してテストフィクスチャを製作します。 基板にスタンプを押します。水性インク、 油性イ
ンクの他、印面も多種ご用意しています。(本体
側にスタンプ駆動ユニット E4260 必要 )
適切な検査データ コネクタ有無、逆挿入検査
スイッチプローブにより手差しコネクタの誤挿入
実装基板のエキスパートがデバッグを行い、適切な をチェックします。
許容値、WAIT 時間、ガーディングを決定します。
お客様と同じ本体でデバッグすることで納入後のデ コンデンサ逆挿入検査
バッグも最小限に抑えられます。 特殊なプローブを使用して電解コンデンサのトッ
プにプロービングし、逆挿入を検出します。
カウンタ機能、帯電防止設計、ほか
基板へのストレスを最小限に抑えた設計
プレス時の基板のたわみはプリント板のみならず部
品にもストレスを与えます。長年の経験から、たわ
みのないより安定したプロービングをご提供します。 テストフィクスチャ製作に必要な資料
回路図 、部品表、生基板、実装基板 ( 複数枚 )、
部品配置図、ネットリストなど
短納期 テストフィクスチャ製作に必要な電子データ
試作から量産までの立ち上げ時間はますます短く ガーバーデータ・ドリルデータ(274D,274X)
なってきています。早い段階でのインサーキットテ マウントデータ(CSV, excel 形式)
スト実施は製品の品質を保証する上で最も有効で 部品表(CSV, excel 形式)
す。HIOKI では短納期の要求に応えるために製作
工程の見直しと合理化を常に図っています。
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仕様 E4201および E4202 使用SW アナログスイッチ
チャネル数 128 チャネル / 1 ボード
基本仕様
スキャナ部
入力保護 ±15 V / ± 0.5 V (一括設定可 )
E4203 使用SW リードリレー
検査可能基板 チャネル数 128 チャネル / 1 ボード
片面仕様 max. 330 (W) mm x 250 (D) mm 入力保護 なし
外形寸法 min. 90 (W) mm x 60 (D) mm
(標準) 両面仕様 max. 330 (W) mm x 210 (D) mm 判定範囲 -99.9% 〜 +999.9% 又は 絶対値
min. 90 (W) mm x 60 (D) mm
ガーディング 5 ポイント/ ステップ
外形寸法
max. 400 (W) mm x 325 (D) mm
(E4262 搭載時)
min. 90 (W) mm x 60 (D) mm 総当り S/O 検査 約 0.8 msec 〜 / ピン
詳細はテストフィクスチャの仕様による マクロ検査 約 2.0 msec 〜 / ピン
測定時間
コンポーネント検査 約 0.9 msec 〜 280 msec/ ステップ
厚み 0.8 mm 〜 2.0 mm チャージ検査 約 3.0 msec 〜 / 組
質量 1.5 kg 以下 ピンコンタクト検査 約 1.0 msec 〜 / ピン
IC 検査 約 1.0 msec 〜 / ピン
形状 長方形
片面実装時 最大 85 mm スタンプ
部品搭載可能範囲 両面実装時 最大 45 mm(表) 駆動可能スタンプ数 最大 16 個
最大 25 mm(裏)
検査プログラム構成 駆動可能スタンプ数 1 2 3 4 5 6 7 8
E4260 1 2
標準:0 ピン ( スキャナボードはオプション ) 駆動可能スタンプ数
必要なオプション数
E4261 0 1 2 3 3 4 5 6
検査ポイント数
最大:2048 ピン(128 ピン単位で追加可能)* と搭載が必要なオプ 駆動可能スタンプ数 9 10 11 12 13 14 15 16
ション数の組合せ
必要なオプション数
E4260 3 4
グループデータ 256 グループ E4261 6 7 8 9 9 10 11 12
総当り S/O データ 2048 ピン *
マクロデータ 2048 ピン/ 2048 ステップ(ピン数に無関係)* 計測制御部構成
制御装置 シングルボードコンピュータ
コンポーネントデータ 10000 ステップ
搭載 OS リアルタイム OS
チャージデータ 40 組
記憶装置 SD カード(システム起動用)
ピンコンタクトデータ 2048 ピン *
外部入出力 Ethernet(LAN)100BASE - TX ×1(PC 接続専用 )
IC データ 500 ステップ(最大 2048 ピン/ 1ステップ)※
* 各項目の有効な最大ピン数は、製品に搭載されたスキャナボードの総ピン数に依存する。 本体制御部構成
検査項目・範囲 ハードウェア 産業用コンピュータ
総当り S/O 検査 * 4 Ω 〜 400 k Ω
搭載 OS
Windows10 Pro 64bit
マクロ検査 1 Ω 〜 約 10 M Ω( インピーダンス)
オペレーティング言語:日本語 / 英語(受注時選択)
抵抗 400 μΩ 〜 40 M Ω 記憶装置 SSD64GB
低抵抗 40 μΩ 〜 400 m Ω( E4203 搭載時)
容量 10 pF 〜 400 mF 操作 キーボードおよびマウス
インダクタンス 1 Ω 〜 10 M Ω
ダイオード VF 0 V 〜 25 V 表示 15 型ディスプレイ
ツェナーダイオード 0 V 〜 25 V
ディジタルトランジスタ 0 V 〜 25 V プリンタ オプション E4243
MOSFET オン抵抗 0 Ω 〜 1 k Ω
コンポーネント検査 JFET ドレイン電流 0 mA 〜 20 mA( N-JFET) 外部入出力
Ethernet(LAN)100BASE - TX 計測制御部接続専用×1、外部接続専用×1
-20 mA 〜 0 mA( P-JFET)
USB2.0 ×1
フォトカプラ 0 V 〜 25 V
直流電圧 0 V 〜 25 V 安全
直流定電圧印加直流電流測定 100 nA 〜 100 mA
オープン 4 Ω 〜 4 M Ω
機械安全部品 非常停止スイッチ、正面安全扉、背面安全扉(E4292 搭載時)
ショート 0.4 Ω 〜 400 k Ω 警告装置 シグナルタワー(赤、黄、緑)、ブザー
ディスチャージ機能
電解コンデンサ極性チェック 異常停止・非常停止 シグナルタワー:赤、ブザー:連続音
警告状態表示 作業者呼出(一時停止) シグナルタワー:黄、ブザー:断続音で4秒間
IC 逆挿入検査 0 A 〜 500 μ A 自動運転中・検査中 シグナルタワー:緑、ブザー:なし
IC 検査 0 V 〜 4 V
IC ピン間 S/O 検査 * 4 Ω 〜 400 Ω インタフェース仕様(EXT. I/O)
*S/O: ショートオープン
CN1: 前工程(上流装置)用
計測部
コネクタ
CN2: 後工程(下流装置)用
計測部構成 I/O ボード、計測ボード、IF ボード、スキャナボードスロット×16
本体側
DC 定電圧 -200 mV 〜 10 V、4 レンジ コネクタハウジング SC-1634(10) HIROSE
DC 定電流 200 nA 〜 20 mA、11レンジ メスコンタクト SC-1600-112( バラ ),SC-1600-212( 連続 )
100 mA 〜 200 mA、2 レンジ( E4203 装着時) 使用コネクタ ストッパーブラケット P-1634A-STA(51) HIROSE
検査信号
AC 定電圧 コンポーネント検査時 0.1 V rms、1レンジ ケーブル側(付属)
インピーダンス検査時 0.2 V rms 〜 2.0 V rms 、 オスコネクタ P-1634BA(09) はんだタイプ HIROSE
0.1 V ステップ プラグケース P-1634A-CA(50) HIROSE
AC 周波数 コンポーネント検査時 160 Hz 〜 160 kHz、4 モード
インピーダンス検査時 1.6 kHz 〜 160 kHz、2 モード
入力
DC24V 入力、定格入力電圧 :DC24V、
入力インピーダンス:5.6 k Ω、入力電流 :4.1mA TYP. (DC24V)
DC 電圧計 800 μ V f.s. 〜 25V f.s.、8 レンジ
計測部 DC 電流計 100 nA f.s 〜 250 mA f.s、9 レンジ リレー出力 最大定格 :DC30V 5A
AC 電流計 10 μ A rms 〜 10 mA rms、4 レンジ
出力
ON 応答時間 :10 ms 以下 OFF 応答時間 :10 ms 以下
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12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
自己診断
AD 機能、DC 機能、AC 機能、スキャナボード、テストフィクスチャ、
22 21 20 19 18 17 16 15 14 13
電源立上げ時、自動検査時
34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23
本体側 ピン配図 勘合側より見た場合 各ピン、各検査、各グループ、全体での各不良率の集計とグラフ表示
CN1 統計機能 稼動時間:累計、小計の 2 種類
ピン 信号名 I/O 機能 コンポーネント検査のヒストグラムデータ表示
1 入力 COM (0V) IN 前工程からの基板搬送信号
2 イジェクト SIG IN 前工程からの基板要求信号
3 F レシーブ SIG IN 前工程からの検査結果 その他機能
4 PASS IN 前工程からの検査結果
5 FAIL -
18 出力 COM FAILマップ表示機能
自動検査で FAIL と判定された部品名をパーツポジショ
ピン配置 19 レシーブ SIG OUT 前工程へ基板要求信号 ン別でマップに表示
20 F イジェクト SIG OUT 前工程へ基板搬出信号
21 F GO OUT 前工程へ検査結果 マスクピン設定機能 指定したピンの検査を行わないようにする設定
22 F NG OUT 前工程へ検査結果
余剰検査機能
指定したステップの部品が未実装の際に設定 検査結果
CN2 が他の検査と逆の判定になる
ピン 信号名 I/O 機能
1 出力 COM 連続 FAIL 停止
自動検査にて連続して FAIL が出た場合、設定された回
2 イジェクト SIG OUT 後工程へ基板搬送信号 数に達すると検査を停止する機能
4 PASS OUT 後工程へ検査結果
5 FAIL OUT 後工程へ検査結果 パスワード保護機能 使用可能な操作をパスワード設定により制限する機能
18 入力 COM (0V)
19 レシーブ SIG IN 後工程からの基板要求信号 弊社機種検査データ テキスト 検査データをテキストファイルに保存 / テキストファイル
ファイル保存/読み込み から読み込む機能
機構部
プレス部理論推力 6.1 kN(0.5 MPa の場合) 弊社機種 1105 データ読み込み
1105 用検査データを FA1220 用検査データに変換して
読み込む機能
搬送レールに接する 2 辺は、端面から 3 mm の範囲に部品搭載禁止。
検査データ切り替え機能 2 つの検査データを読み込み、使用するデータを選択す
(A、B データ) ることができる機能
外部 I/O 割り当て変更機能 外部 I/O 各ピンに割り当てられた信号を変更する機能
部品搭載可能エリア バーコード対応機能 バーコードから ID を読み込む機能
治具 ID チェック機能 検査データに設定した ID とバーコードから読み込んだ
(バーコード関連機能) ID の一致を確認する機能
基板流れ方向 単位;mm
自動段取り機能 検査データの入れ替えをバーコードから読み込んだ値を
* 部品搭載可能エリアは、片面仕様のテストフィクスチャを使用した場
(バーコード関連機能) 元に自動で行う機能
合の値。両面仕様のテストフィクスチャを使用した場合は 45 mm。
基板ストッパ アプリケーション通信機能 PC と FA1220 が通信を行う機能
流れ方向 突き当て箇所 外部 I/O 制御機能 FA1220 を外部 I/O から制御する機能
(左→右)
総合 PASS/FAIL スタンプ機能
自動検査時の PASS/FAIL 判定に応じてスタンプを制御
追加基板ストッパ
(E4293) する機能
流れ方向が 被検査基板
逆の場合は、 FAIL 時プレスアップ禁止処理 自動検査で FAIL 判定の際、自動プレスアップを禁止する機能
各箇所は
左右対称に 基板ストッパ 音声案内ピンサーチ機能 ピンサーチ結果を音声出力する機能
検査基板の 移動します。
形状制約
ポイントビューワ機能
テストフィクスチャのピン座標をグラフィカルにポイント
表示する機能
基板検出センサー 単位:mm
検出箇所
一般仕様
基板ストッパ 突き当て箇所
右辺(右→左流れの時は左辺)の該当箇所に切り欠き等がないこと。 使用場所 屋内使用、汚染度 2、高度 2,000 m まで
基板検出センサ 検出箇所
直径 5 mm 以上の穴、またはそれに相当する切り欠き等がないこと。 使用温湿度範囲 温度 23℃± 10℃、相対湿度 75% rh 以下(結露しないこと)
基準ガイド穴位置 被検査物 Y 方向両サイドより 5 mm 以上内側にあること 保存温湿度範囲 温度 10℃〜 43℃、相対湿度 75% rh 以下(結露しないこと)
搬送方法 ベルト搬送(帯電防止仕様) 雰囲気 粉じん、振動、腐食性ガスなどの雰囲気中では使用しない
コンベアスピード 約 0 m 〜 32 m/min MAX 振動 振動の著しい場所での使用は避ける
コンベア基準 手前側 適合規格
安全性 EN 61010-1:2010
EMC EN 61326-1:2013 Class A
流れ方向 右→左 / 左→右 ( 受注時指定 )
製品保証期間 3 年間 (消耗部品を除く)
搬送高さ
900 mm(平坦な床面に設置した場合の値、アジャスタによる調整幅
は± 50mm) 電源
定格電源電圧:AC 100 V 〜 240 V 単相、50 Hz/60Hz
最大消費電力:1 kW 最大消費電流:10 A
制御装置 プログラマブルコントローラ
圧力 1 次側(供給): 0.5 MPa 〜 1.0 MPa( 乾燥エア)
標準搬送タクト
10 秒 / 枚( 電気検査時間を 0 秒としたときの基板搬入から基板搬出ま 圧縮エア 2 次側(装置内部): 0.5MPa ± 0.1 MPa
で) 消費量 150 L / min (ANR) ※ 1 分あたり 6 枚検査として算出
寸法 ( 突起物除く ) 780 ± 20(W) mm x 750 ± 15(D) mm x 1760 ± 50(H) mm
機能仕様 質量 390 ± 20 kg ( オプション非装着時 )
ATG 機能(良品基板からの自動吸い上げ、ガードポイント自動設定) 塗装色塗装色 PANTONE CoolGray 1C
データ作成機能
良品基板からの基準値吸収、浮遊アドミッタンス吸収、
残留インピーダンス吸収 取扱説明書(保証書付き)×1、テストリード×1、アプリケーションディ
グループ指定 付属品 スク×1、位置決めネジ× 4、 メンテナンスキー(メンテナンス扉開閉用)
×1、搬送モータ付属品一式×1
再検査機能 リトライ、極性変更リトライ、リテスト
自動検査時制御 FAIL ストップ、検査 JUMP、検査 HOLD
自動検査終了時の検査結果を指定された単位(各検査、グループ、ステッ
検査結果出力 プなど)と指定された内容(OFF/全出力/ FAIL 出力)でプリンタ
またはテキストデータで出力
データ出力 検査データ/統計データ/設定データをプリンタまたはテキストデータで出力
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オプション品一覧
スキャナボード 接続 テストフィクスチャ
スキャナボード E4201
半導体スイッチ仕様、128CH/1 枚
他形名スキャナボード との混在不可
工場オプション スキャナケーブル 1152-04 ピンボード 1160
スキャナケーブル 64 ピン CP プローブ対応
長さ 800 mm、フラットケーブル ワンタッチコネクタ対応は特注
スキャナボード E4202
半導体スイッチ ガードなし仕様
128CH/1 枚
インサーキットテスタ 他形名スキャナボード との混在不可工場オプション
FA1220-11
リレー電源 E4241
付属品 E4203 を2枚以上搭載する際に必要
取扱説明書(保証書付)×1 工場オプション
テストリード×1 ワンタッチコネクタ E4268 ピンボード CP1167
アプリケーションディスク ×1 *
位置決めネジ× 4 1024CH、工場オプション 75mil プローブ対応
メンテナンスキー ×1 インガンプローブ対応
(メンテナンスドア開閉用) ワンタッチコネクタ対応は特注
搬送モータ付属品一式 ×1 ワンタッチコネクタ E4269
スキャナボード E4203 2048CH、工場オプション
リードリレー仕様、128CH/1 枚
他形名スキャナボード との混在不可
工場オプション
工場オプション
品名 形名 掲載ページ 仕様
I2C 検査ユニット 1960-10 5 プロトコルエミュレーター:REX-USB61(ラトックシステム製)、24V 電源、MMCT 特性ケーブル別途必要。特注対応部分あり、要事前相談
オンボードプログラミング機能 E4231 5 EEPROM 対応。HIOKI 指定 ROM ライター使用:AF430(DTS インサイト製、個別の特注対応部分あり、要事前相談
バックアップ電源 E4242 8 本体制御部コンピュータ、LCD 用(UPS)
プリンタユニット E4243 6 検査結果の印刷用
リカバリーディスク FA1395 8 OS、各環境ファイルなどを出荷時の状態に戻す
スタンプ駆動ユニット E4260 4 4 連マニホールド + スタンプ駆動電磁弁 x 1、本体 1 台あたり最大 4 個搭載可能
追加スタンプ駆動ユニット E4261 4 スタンプ駆動電磁弁 x 1、E4260 1 台あたり最大 3 個搭載可能
大型テストフィクスチャ対応 E4262 5 最大 400(W) × 325(D) mm、プロービング可能範囲:400(W) × 315(D) mm
テストフィクスチャ装着確認機能 E4263 8 上側テストフィクスチャ用
テストフィクスチャ装着確認機能 E4264 8 下側テストフィクスチャ用
基板確認機能 E4265 8 浮き・逆挿入・異種・未セット、検出センサ最大 3 個まで対応可能
テストフィクスチャ ID 判別機能 E4266 8 基板、テストフィクスチャと検査データの照合を行う。リーダは別途購入必要
イオナイザユニット E4267 8 基板表面の静電気を取り除く。SJ-E036A キーエンス社製
残圧排気ユニット E4270 8 停電時エアを排出してロックを防止
自動幅調整機能 E4291 3
背面安全扉 E4292 4
追加基板ストッパ E4293 8
その他のオプション 搬送部・プレス部のみ
1220 データ作成ソフト1137-05 記録紙(プリンタ用)1197 計測部校正ユニット 1330 プレスユニット FA1140
本体以外の PC でデータ編集 10 巻入り、長さ 30 m 計測ユニットを校正 計測部なし。搬送部・プレス部のみ
* FA1220-11には CD/ DVD ドライブが搭載されていません。付属アプリケーションディスクを使用する際は、別途お客様にて外付け CD/ DVD ドライブをご用意ください。
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