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切削寿命の基準を覆す転削加工用コーテッド超硬材種MV1020シリーズ

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ドキュメント名 切削寿命の基準を覆す転削加工用コーテッド超硬材種MV1020シリーズ
ドキュメント種別 製品カタログ
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TOOL NEWS 2020.7 改訂B270J 転削加工用コーテッド超硬材種 MV1020 インサート 追加 切削寿命の基準を覆す DIAEDGE主要カッタに搭載完了 WJX,VPXインサート追加(2020年7月) WWX、WJX、AHXインサート追加(2020年5月)
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転削加工用コーテッド超硬材種 MV1020 進化した耐摩耗性 新開発Al-Richコーティング技術の採用により、高いAl含有比率と 高い硬さを兼ね備える(Al,Ti)N膜を採用し、硬さに加え耐酸化性も 大幅に向上させたことで、極めて優れた耐摩耗性を実現しました。 進化した耐熱衝撃性 極めて熱に強く、乾式切削はもちろん従来熱亀裂の発生しやす かった湿式切削においても、優れた加工安定性を実現しました。 優れた耐溶着性 平滑化した表面 極めて優れた耐摩耗性 新開発Al-Richコーティング 安定加工を実現する優れた耐チッピング性 新開発中間層 安定性を極める耐欠損性 *イメージ図 専用超硬合金母材 1
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切削寿命の基準を覆す コーティング技術が完成 その理由は 新開発Al-Rich(アルミリッチ)コーティング アルミチタンナイトライド(Al,Ti)Nはアルミとチタンの複合化合物であり、非常に硬く熱に 強い性質を持つことから、切削工具用のコーティング層として幅広く使用されてきました。 N Ti Al 大小異なる原子の組み合わせで、非常に硬い結晶構造となる (Al,Ti)NはAl含有比率を増加させることで皮膜硬さが増しますが、従来技術ではAl含 有比率が60%以上になると結晶構造に変化が生じ、皮膜硬さが低下していました。 Al含有比率が60%以上になると軟質な結晶構造が生成する 独自技術による新しいコーティングプロセスにより、Al含有比率を高めても結晶構造が変化しない Al-Richコーティングを開発し、高いAl含有比率と高い皮膜硬さを実現しました。 硬質相 5000 軟質相 新開発Al-Richコーティング Al-Richテクノロジー 4000 従来(Al,Ti)N 3000 超硬合金 2000 1000 MV1020 超硬合金 0 結晶イメージ 60 Al含有比率 (at%) 2 皮膜硬さ (HV)
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転削加工用コーテッド超硬材種 インサート (mm) P 鋼 切削状態(目安): M ステンレス鋼 :安定切削 :一般切削 被削材 :不安定切削 K 鋳鉄 ホーニング: E:丸ホーニング S:コンビネーションホーニング コーティング 対応カッタ ホー 用途 インサート 呼 び 記 号 精 度 ニ IC S BS RE S1 形 状 外観 ング 汎用 WWX400 6NMU1409040PNER-M M E a 14.0 7.0 1.7 0.4 9.0 汎用 6NMU1409080PNER-M M E a 14.0 7.0 1.3 0.8 9.0 刃先強化形 6NMU1409080PNER-R M E a 14.0 7.0 1.3 0.8 9.0 RE BS S IC S1 低抵抗形 WSX445 SNGU140812ANER-L G E a 14.0 8.4 1.5 1.2 − BS 汎用 SNGU140812ANER-M G E a 14.0 8.4 1.5 1.2 − RE 汎用 SNMU140812ANER-M M E a 14.0 8.4 1.5 1.2 − 刃先強化形 SNMU140812ANER-R M E a 14.0 8.4 1.5 1.2 − IC 6.3 刃先強化形 SNMU140812ANER-H M E a 14.0 8.4 1.5 1.2 − S 低抵抗形 WJX JOMU090512ZZER-L M E a 9.525 4.73 0.88 1.2 − 低抵抗形 JOMU140715ZZER-L M E a 14.0 6.58 1.3 1.5 − 汎用 JOMU090512ZZER-M M E a 9.525 4.75 0.88 1.2 − RE 汎用 JOMU140715ZZER-M S M E a 14.0 6.63 1.3 1.5 − B IC S 刃先強化形 JOMU090512ZZER-R M E a 9.525 4.83 0.88 1.2 − 刃先強化形 JOMU140715ZZER-R M E a 14.0 6.75 1.3 1.5 − 低抵抗形 AHX440/475 NNMU130508ZEN-M M E a 13.4 5.77 1.0 0.8 − 汎用 NNMU130508ZER-L M E a 13.4 5.57 1.0 0.8 − 汎用 NNMU130532ZEN-M M E a 13.4 5.57 − 3.2 − 刃先強化形 NNMU130532ZEN-R M E a 13.4 5.47 − 3.2 − BS RE IC S 仕上げ-軽切削用 ASX445 SEET13T3AGEN-JL E E a 13.4 3.97 1.9 1.5 − RE 軽-荒切削用 SEMT13T3AGSN-JM M S a 13.4 3.97 1.9 1.5 − BS RE 中-重切削用 SEMT13T3AGSN-JH M S a 13.4 3.97 1.9 1.5 − KRINS 45° AN 鋳鉄荒切削用 SEMT13T3AGSN-FT M S a 13.4 3.97 1.9 1.5 − IC S 20° 仕上げ-軽切削用 ASX400 SOET12T308PEER-JL E E a 12.7 3.97 1.4 0.8 − 軽-荒切削用 SOMT12T308PEER-JM M E a 12.7 3.97 1.4 0.8 − RE 中-重切削用 SOMT12T308PEER-JH M E a 12.7 3.97 1.4 0.8 − 重・断続切削用 SOMT12T320PEER-FT M E a 12.7 3.97 0.5 2.0 − IC S u : 標2020年冬発売予定 a : 標準在庫品 3 (インサートは、1ケース 10 個入りです) MV1020 BS
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(mm) P 鋼 切削状態(目安): M ステンレス鋼 被削材 :安定切削 :一般切削 :不安定切削 K 鋳鉄 ホーニング: E:丸ホーニング S:コンビネーションホーニング コーティング 対応カッタ ホ 精 ー用途 インサート 呼 び 記 号 度 ニ L RE LE S BS 形 状 外観 ング 低抵抗形 VPX200 LOGU0904020PNER-L G E u 8.7 0.2 7.6 4.3 1.7 LOGU0904040PNER-L G E a 8.7 0.4 7.6 4.3 1.5 LOGU0904080PNER-L G E a 8.7 0.8 7.6 4.3 1.2 LOGU0904100PNER-L G E u 8.7 1.0 7.6 4.3 1.0 LOGU0904120PNER-L G E u 8.7 1.2 7.6 4.3 0.8 LOGU0904160PNER-L G E u 8.7 1.6 7.6 4.3 0.5 VPX300 LOGU1207020PNER-L G E u 12.4 0.2 11.3 7.0 3.0 LOGU1207040PNER-L G E a 12.4 0.4 11.3 7.0 2.8 RE BS LOGU1207080PNER-L G E a 12.4 0.8 11.3 7.0 2.6 LOGU1207100PNER-L G E u 12.4 1.0 11.3 7.0 2.5 LOGU1207120PNER-L G E u 12.4 1.2 11.3 7.0 2.4 S LOGU1207160PNER-L G E u 12.4 1.6 11.3 7.0 1.8 LOGU1207200PNER-L G E u 12.4 2.0 11.3 7.0 1.4 LOGU1207240PNER-L G E u 12.4 2.4 11.3 7.0 1.2 LOGU1207300PNER-L G E u 12.4 3.0 11.3 7.0 0.6 LOGU1207320PNER-L G E u 12.4 3.2 11.3 7.0 0.4 規格は右勝手(R)のみです。 汎用 VPX200 LOGU0904020PNER-M G E u 8.7 0.2 7.6 4.3 1.7 LOGU0904040PNER-M G E a 8.7 0.4 7.6 4.3 1.6 LOGU0904080PNER-M G E a 8.7 0.8 7.6 4.3 1.2 LOGU0904100PNER-M G E u 8.7 1.0 7.6 4.3 1.0 LOGU0904120PNER-M G E u 8.7 1.2 7.6 4.3 0.9 LOGU0904160PNER-M G E u 8.7 1.6 7.6 4.3 0.5 VPX300 LOGU1207020PNER-M G E u 12.4 0.2 11.3 7.0 3.0 LOGU1207040PNER-M G E a 12.4 0.4 11.3 7.0 2.8 RE LOGU1207080PNER-M G E a 12.4 0.8 11.3 7.0 2.4 BS LOGU1207100PNER-M G E u 12.4 1.0 11.3 7.0 2.3 LOGU1207120PNER-M G E u 12.4 1.2 11.3 7.0 2.1 LOGU1207160PNER-M G E u 12.4 1.6 11.3 7.0 1.7 S LOGU1207200PNER-M G E u 12.4 2.0 11.3 7.0 1.4 LOGU1207240PNER-M G E u 12.4 2.4 11.3 7.0 1.0 LOGU1207300PNER-M G E u 12.4 3.0 11.3 7.0 0.5 LOGU1207320PNER-M G E u 12.4 3.2 11.3 7.0 0.3 規格は右勝手(R)のみです。 4 MV1020 LE LE L L
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転削加工用コーテッド超硬材種 幅広い切削速度に対応(WSX445乾式切削) P MV1020 軟鋼 硬さ≦180HB MP6120 MP6130 MV1020 炭素鋼・合金鋼 硬さ180-280HB MP6120 MP6130 MV1020 炭素鋼・合金鋼 硬さ280-350HB MP6120 MP6130 M MV1020 析出硬化系ステンレス鋼 硬さ≦450HB MP7130 VP15TF K MV1020 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ≦450MPa MC5020 VP15TF MV1020 ダクタイル鋳鉄 MC5020 引張り強さ>450MPa VP15TF 100 200 300 切削速度 vc (m/min) 5
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推奨切削条件 y WWX400 切削速度 乾式切削 (mm) 切込み量 ae 被削材 特性 切削状態 材種 0.5DC≧ 0.8DC≧ DC(溝) 切削速度 vc (m/min) P 硬さ 300(250─350) 280(230─330) 250(200─300) 軟鋼 ≦180HB MV1020 290(240─340) 260(210─320) 240(190─290) 硬さ 260(210─310) 240(190─280) 210(160─260) 炭素鋼・合金鋼 180─350HB MV1020 250(200─300) 230(180─270) 200(150─250) M 析出硬化系 硬さ 170(150─190) ─ ─ ステンレス鋼 <450HB MV1020 160(140─180) ─ ─ K 引張り強さ 240(200─310) 220(170─280) 200(150─260) ≦450MPa MV1020 230(190─300) 210(160─270) 190(140─250) ダクタイル鋳鉄 引張り強さ 210(160─280) 190(140─250) 160(120─210) ≦800MPa MV1020 200(150─270) 180(130─240) 150(110─200) y WWX400 切削速度 湿式切削 (mm) 切込み量 ae 被削材 特性 切削状態 材種 0.5DC≧ 0.8DC≧ DC(溝) 切削速度 vc (m/min) P 硬さ 220(210─230) 190(180─210) 180(160─190) 軟鋼 ≦180HB MV1020 210(200─220) 180(170─200) 170(150─180) 硬さ 200(190─210) 170(160─190) 160(150─170) 炭素鋼・合金鋼 180─350HB MV1020 190(180─200) 160(150─180) 150(140─160) M 析出硬化系 硬さ 130(120─140) ─ ─ ステンレス鋼 <450HB MV1020 120(110─130) ─ ─ K 引張り強さ 200(180─240) 180(150─220) 150(130─200) ≦450MPa MV1020 190(170─230) 170(140─210) 140(120─190) ダクタイル鋳鉄 引張り強さ 180(170─210) 160(150─190) 140(120─160) ≦800MPa MV1020 170(160─200) 150(140─180) 120(110─150) 注1) 切込み量ap 2mmにて推奨切削速度を算出しています。切込み量の増加に応じて適時切削速度を下げてください。 y WWX400 切込み量と送り量 (mm) 切込み量 ae 0.5DC≧ 0.8DC≧ DC(溝) 被削材 特性 加工状態 材種 加工 ブレーカ 切込み量 送り量 ブレーカ 切込み量 送り量 ブレーカ 切込み量 送り量 形態 ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) P L─M ≦4.0 0.13 L─M ≦3.0 0.13 0.13 乾式 軟鋼 硬さ MV1020 (0.10─0.15) (0.10─0.15) L─M ≦2.0 (0.10─0.15) 湿式 ≦180HB M─R ≦4.0 0.16 0.16 乾式 (0.10─0.20) M─R ≦3.0 (0.10─0.20) ─ ─ ─ 湿式 硬さ L─M ≦4.0 0.13 L─M ≦3.0 0.13 L─M ≦2.0 0.13 乾式 炭素鋼・合金鋼 MV1020 (0.10─0.15) (0.10─0.15) (0.10─0.15) 湿式180─350HB M─R ≦4.0 0.16 0.16 乾式 (0.10─0.20) M─R ≦3.0 (0.10─0.20) ─ ─ ─ 湿式 M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB MV1020 L─M ≦2.0 0.13 (0.1─0.15) ─ ─ ─ ─ ─ ─ 乾式 湿式 K 引張り強さ L─M ≦4.0 0.13 0.13 0.13 乾式 MV1020 (0.10─0.15) L─M ≦3.0 (0.10─0.15) L─M ≦2.0 (0.10─0.15) 湿式 ≦450MPa M─R ≦4.0 0.16 M─R ≦3.0 0.16(0.10─0.20) (0.10─0.20) ─ ─ ─ 乾式 ダクタイル鋳鉄 湿式 L─M ≦4.0 0.13 0.13 0.13 乾式 引張り強さ MV1020 (0.10─0.15) L─M ≦3.0 (0.10─0.15) L─M ≦2.0 (0.10─0.15) 湿式 ≦800MPa M─R ≦4.0 0.16 0.16 乾式 (0.10─0.20) M─R ≦3.0 (0.10─0.20) ─ ─ ─ 湿式 注1) 切削条件は、上表を参考に使用環境に合わせて設定ください。 6
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転削加工用コーテッド超硬材種 推奨切削条件 y WSX445 乾式切削 (mm) 切削領域別送り量 fz と切込み量 ap 切削速度 被削材 特性 材種 vc 仕上げ―軽切削 軽切削領域 中切削領域 荒切削領域 重切削領域 (m/min) fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap P Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 軟鋼 硬さ MV1020 300 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25≦180HB (200─400) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 硬さ MV1020 260 0.15 ≦1.0 0.15 ≦2.0 0.2 0.2 0.25180-280HB (170─350) (0.1─0.2) (0.1─0.2) (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 炭素鋼・合金鋼 硬さ MV1020 180 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25 280-350HB (100─250) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 M Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 析出硬化系 硬さ MV1020 170 0.15 0.15 0.2 ステンレス鋼 ≦450HB (120─220) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 ─ ─ ─ ─ K Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 引張り強さ MV1020 240 0.15 ≦1.0 0.15 ≦2.0 0.2≦450MPa (130─350) (0.1─0.2) (0.1─0.2) (0.15─0.25) ≦3.0 0.2 0.25 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ >450MPa MV1020 220 0.15 ≦1.0 0.15 0.2 0.2 0.25(80─350) (0.1─0.2) (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 y WSX445 湿式切削 (mm) 切削領域別送り量 fz と切込み量 ap 切削速度 被削材 特性 材種 vc 仕上げ―軽切削 軽切削領域 中切削領域 荒切削領域 重切削領域 (m/min) fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap P Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 軟鋼 硬さ MV1020 220 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25≦180HB (120─320) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 硬さ MV1020 200 0.15 ≦1.0 0.15180-280HB (100─300) (0.1─0.2) (0.1─0.2) ≦2.0 0.2 0.2 0.25 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 炭素鋼・合金鋼 硬さ MV1020 150 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25 280-350HB (100─200) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 M Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 析出硬化系 硬さ MV1020 130 0.15 0.15 0.2 ステンレス鋼 ≦450HB (90─170) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 ─ ─ ─ ─ K Lブレーカ L,Mブレーカ Mブレーカ M,Rブレーカ R,Hブレーカ 引張り強さ 200 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25 ≦450MPa MV1020 (130─250) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ MV1020 180 0.15 0.15 0.2 0.2 0.25 >450MPa (80─230) (0.1─0.2) ≦1.0 (0.1─0.2) ≦2.0 (0.15─0.25) ≦3.0 (0.15─0.25) ≦4.0 (0.2─0.3) ≦5.0 7
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切削状態(目安):   :安定切削   :一般切削   :不安定切削 y WJX09 最大切削径 最大切削径 DCX=25, 28 DCX=25, 28 最大切削径 (mm) 被削材 特性 材種 切削速度 ブレーカ 切込み量 vc (m/min) ap 刃数=2 刃数=3 DCX≧32 加工 形態 送り量 送り量 送り量 fz (mm/t.) fz (mm/t.) fz (mm/t.) P ≦0.5 1.3(0.4─2.0) 1.3(0.4─2.0) 1.5(0.5─2.0) 乾式 M, R ≦1.0 1.0(0.3─1.3) 0.8(0.3─1.0) 1.2(0.4─1.5) 乾式 軟鋼 硬さ MV1020 230(180─280) ≦180HB ≦1.5 0.6(0.3─1.0) ─ 0.8(0.4─1.2) 乾式 ≦0.5 1.2(0.4─1.6) 1.2(0.4─1.6) 1.2(0.4─1.6) 乾式 L ≦1.0 0.8(0.3─1.2) 0.8(0.3─1.0) 1.0(0.4─2.5) 乾式 ≦0.5 1.3(0.4─1.7) 1.3(0.4─1.7) 1.5(0.4─2.0) 乾式 M, R ≦1.0 0.8(0.3─1.0) 0.7(0.3─0.9) 1.0(0.3─1.3) 乾式 炭素鋼・合金鋼 硬さ 180─350HB MV1020 220(170─270) ≦1.5 0.5(0.3─0.7) ─ 0.7(0.3─1.0) 乾式 ≦0.5 1.2(0.3─1.5) 1.2(0.3─1.5) 1.2(0.3─1.5) 乾式 L ≦1.0 0.7(0.2─1.0) 0.7(0.2─0.9) 0.7(0.2─1.0) 乾式 M ≦0.5 0.6(0.3─0.8) 0.6(0.3─0.8) 0.6(0.3─0.8) 乾式L 析出硬化系 硬さ ≦1.0 0.5(0.2─0.7) 0.5(0.2─0.7) 0.5(0.2─0.7) 乾式 ステンレス鋼 <450HB MV1020 170(120─220) ≦0.5 0.7(0.3─1.0) 0.7(0.3─1.0) 0.7(0.3─1.0) 乾式 M ≦1.0 0.6(0.3─0.7) 0.6(0.3─0.7) 0.6(0.3─0.7) 乾式 K ≦0.5 1.3(0.4─1.7) 1.3(0.4─1.7) 1.5(0.4─2.0) 乾式 M, R ≦1.0 0.8(0.3─1.0) 0.7(0.3─0.9) 1.0(0.3─1.3) 乾式 引張り強さ ≦450MPa MV1020 210(160─260) ≦1.5 0.5(0.3─0.7) ─ 0.7(0.3─1.0) 乾式 ≦0.5 1.0(0.3─1.3) 1.0(0.3─1.3) 1.0(0.3─1.3) 乾式 L ダクタイル鋳鉄 ≦1.0 0.8(0.2─1.0) 0.7(0.2─0.9) 0.8(0.2─1.2) 乾式 ≦0.5 1.0(0.2─1.5) 1.0(0.2─1.5) 1.3(0.3─1.7) 乾式 M, R 引張り強さ ≦1.0 0.8(0.2─1.0) 0.6(0.2─0.8) 1.0(0.3─1.2) 乾式 ≦800MPa MV1020 190(140─240) ≦0.5 0.8(0.3─1.2) 0.8(0.3─1.2) 0.8(0.3─1.2) 乾式 L ≦1.0 0.5(0.2─0.8) 0.5(0.2─0.8) 0.5(0.2─0.8) 乾式 y WJX09ブレーカの使い分け (mm) Lブレーカ Mブレーカ Rブレーカ 被削材 特性 切削状態 切込み量 切削状態 切込み量 切削状態 切込み量 ap ap ap P 軟鋼 硬さ ≦180HB ≦1.0 ≦1.5 ≦1.5 炭素鋼・合金鋼 硬さ 180─350HB ≦1.0 ≦1.5 ≦1.5 M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB ≦1.0 ≦1.0 ─ ─ K 引張り強さ ≦450MPa ≦1.0 ≦1.5 ≦1.5 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ ≦800MPa ≦1.0 ≦1.0 ≦1.0 注1) 確実な切りくず排出のため、エアブローを推奨します。エアブローで切りくず排出効果が低い場合には湿式切削でご使用ください。 注2) 湿式切削では乾式切削に比べて寿命が低下する場合があります。切削速度については上表に75%を掛けてご使用ください。 注3) 大きなびびり振動が発生した場合は切込み量、1刃当たりの送り量、切削速度の順に下げてご使用ください。 注4) 断続切削時には上表の切削速度に80%、上表の1刃当たりの送り量に80%程度を掛けてご使用ください。 注5) apを1.2mmより大きく設定する場合は、壁際の加工やランピング加工などを避けてご使用ください。 8
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転削加工用コーテッド超硬材種 推奨切削条件 y WJX14 (mm) 切削速度 切込み量 最大切削径 DCX=50, 52 最大切削径 DCX≧63被削材 特性 材種 加工 vc (m/min) ブレーカ ap 送り量 fz (mm/t.) 送り量 fz (mm/t.) 形態 P ≦1.0 1.5(0.6─2.5) 1.7(0.6─2.8) 乾式 ≦1.5 1.3(0.6─2.0) 1.5(0.6─2.5) 乾式 M,R ≦2.0 1.2(0.6─2.0) 1.3(0.6─2.5) 乾式 硬さ ≦2.5MV1020 0.8(0.3─1.5) 1.0(0.3─1.6) 乾式 軟鋼 220 ≦180HB (170−270) ≦3.0 0.4(0.2─1.0) 0.5(0.2─1.2) 乾式 ≦1.0 1.2(0.4─2.0) 1.2(0.4─2.0) 乾式 L ≦1.5 1.0(0.4─1.8) 1.0(0.4─2.5) 乾式 ≦2.0 0.8(0.4─1.7) 0.8(0.4─1.7) 乾式 ≦1.0 1.5(0.5─2.0) 1.7(0.5─2.5) 乾式 ≦1.5 1.2(0.5─1.7) 1.3(0.5─2.2) 乾式 M,R ≦2.0 1.0(0.5─1.5) 1.2(0.5─2.0) 乾式 硬さ ≦2.5 0.7(0.3─1.2) 0.9(0.3─1.5) 乾式 炭素鋼・合金鋼 180─350HB MV1020 200(150─250) ≦3.0 0.3(0.2─0.8) 0.4(0.2─1.0) 乾式 ≦1.0 1.0(0.3─1.7) 1.0(0.3─1.7) 乾式 L ≦1.5 0.8(0.3─1.5) 0.8(0.3─1.5) 乾式 ≦2.0 0.7(0.3─1.2) 0.7(0.3─1.2) 乾式 M ≦1.0 0.8(0.4─1.0) 0.8(0.4─1.0) 乾式M 析出硬化系 硬さ ≦1.5 0.8(0.4─0.8) 0.8(0.4─0.8) 乾式 ステンレス鋼 <450HB MV1020 170(120─220) ≦1.0 0.6(0.3─1.0) 0.6(0.3─1.0) 乾式 L ≦1.5 0.6(0.3─0.8) 0.6(0.3─0.8) 乾式 K ≦1.0 1.5(0.5─2.0) 1.7(0.5─2.5) 乾式 ≦1.5 1.3(0.5─1.8) 1.5(0.5─2.0) 乾式 M ≦2.0 1.2(0.5─1.8) 1.3(0.5─2.0) 乾式 引張り強さ ≦2.5 0.7(0.3─1.2) 0.9(0.3─1.5) 乾式 ≦450MPa MV1020 200(150─250) ≦3.0 0.3(0.2─0.8) 0.4(0.2─1.0) 乾式 ≦1.0 1.2(0.3─2.0) 1.2(0.3─2.0) 乾式 L ≦1.5 1.0(0.3─1.7) 1.0(0.3─1.7) 乾式 ダクタイル鋳鉄 ≦2.0 0.8(0.3─1.5) 0.8(0.3─1.5) 乾式 ≦1.0 1.3(0.4─1.8) 1.5(0.4─2.0) 乾式 M ≦1.5 1.2(0.4─1.5) 1.3(0.4─1.8) 乾式 引張り強さ ≦2.0 1.0(0.4─1.5) 1.2(0.4─1.8) 乾式 ≦800MPa MV1020 180(130─230) ≦1.0 1.0(0.3─1.7) 1.0(0.3─1.7) 乾式 L ≦1.5 0.8(0.3─1.5) 0.8(0.3─1.5) 乾式 ≦2.0 0.7(0.3─1.2) 0.7(0.3─1.2) 乾式 y WJX14ブレーカの使い分け (mm) Lブレーカ Mブレーカ Rブレーカ 被削材 特性 切削状態 切込み量 切削状態 切込み量 切削状態 切込み量 ap ap ap P 軟鋼 硬さ ≦180HB ≦2.0 ≦3.0 ≦3.0 炭素鋼・合金鋼 硬さ 180─350HB ≦2.0 ≦3.0 ≦3.0 M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB ≦1.5 ≦1.5 ─ ─ K 引張り強さ ≦450MPa ≦2.0 ≦3.0 ─ ─ ダクタイル鋳鉄 引張り強さ ≦800MPa ≦2.0 ≦2.0 ─ ─ 注1) 確実な切りくず排出のため、エアブローを推奨します。エアブローで切りくず排出効果が低い場合には湿式切削でご使用ください。 注2) 湿式切削では乾式切削に比べて寿命が低下する場合があります。切削速度については上表に75%を掛けてご使用ください。 注3) 大きなびびり振動が発生した場合は切込み量、1刃当たりの送り量、切削速度の順に下げてご使用ください。 注4) 断続切削時には上表の切削速度に80%、上表の1刃当たりの送り量に80%程度を掛けてご使用ください。 注5) apを2mmより大きく設定する場合は、壁際の加工やランピング加工などを避けてご使用ください。 9
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切削状態(目安):   :安定切削   :一般切削   :不安定切削 y VPX200/300 乾式切削 (mm) 材種 切込み量 ae 被削材 特性 切削状態 第一 第二 ≦0.25DC 0.25-0.5DC 0.5-0.75DC DC(溝) 推奨 推奨 切削速度 vc (m/min) P 軟鋼 硬さ ≦180HB L M 280(220─330) 270(210─320) 220(170─260) 220(170─260) 硬さ 180─280HB L M 220(170─260) 210(160─240) 170(130─200) 170(130─200) 炭素鋼・合金鋼 硬さ 280─350HB L M 180(140─210) 170(130─200) 140(110─160) 140(110─160) M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB L M 150(120─180) 140(90─160) 100(70─130) 100(70─130) K 引張り強さ ≦ 450MPa M L 200(150─280) 190(140─270) 170(130─240) 170(130─240) ダクタイル鋳鉄 引張り強さ ≦800MPa M L 180(140─250) 170(130─240) 150(120─210) 150(120─210) y VPX200/300 湿式切削 (mm) 材種 切込み量 ae 被削材 特性 切削状態 第一 第二 ≦0.25DC 0.25-0.5DC 0.5-0.75DC DC(溝) 推奨 推奨 切削速度 vc (m/min) P 軟鋼 硬さ ≦180HB L M 210(150─290) 200(140─270) 150(110─180) 150(110─180) 硬さ 180─280HB L M 180(140─210) 170(120─200) 150(110─180) 150(110─180) 炭素鋼・合金鋼 硬さ 280─350HB L M 140(110─160) 130(90─150) 120(80─140) 120(80─140) M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB L M 110(90─150) 100(70─130) 70(50─110) 70(50─110) K 引張り強さ ≦ 450MPa M L 180(150─240) 170(140─230) 150(130─200) 150(130─200) ダクタイル鋳鉄 引張り強さ ≦800MPa M L 160(130─210) 150(120─200) 130(110─170) 130(110─170) y VPX200 切込み量と送り量 カッタ径 DC ø16─ø18 ø20─ø25 ø28─ø63 被削材 特性 切込み量 切削状態 加工 ae 切込み量 送り量 切込み量 送り量 切込み量 送り量 形態 ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) P ≦0.25DC ≦6 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 ≦8 0.10─0.25 乾式、湿式 硬さ 0.25─0.5DC 軟鋼 ≦5 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 ≦180HB 0.5─0.75DC ≦4 0.08─0.12 ≦6 0.08─0.12 ≦6 0.10─0.15 乾式、湿式 DC(溝) ≦2 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 ≦4 0.08─0.12 乾式、湿式 ≦0.25DC ≦6 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 ≦8 0.10─0.25 乾式、湿式 硬さ 0.25─0.5DC ≦5 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 180 ─280HB 0.5─0.75DC ≦4 0.08─0.12 ≦6 0.08─0.12 ≦6 0.10─0.15 乾式、湿式 DC(溝) 炭素鋼・合金鋼 ≦2 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 ≦4 0.08─0.12 乾式、湿式 ≦0.25DC ≦6 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 硬さ 0.25─0.5DC ≦5 0.08─0.12 ≦8 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.15 乾式、湿式 280─350HB 0.5─0.75DC ≦4 0.08─0.12 ≦6 0.06─0.10 ≦6 0.08─0.12 乾式、湿式 DC(溝) ≦2 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 乾式、湿式 M ≦0.25DC ≦6 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.15 乾式、湿式 析出硬化系 硬さ 0.25─0.5DC ≦5 0.08─0.12 ≦8 0.08─0.12 ≦8 0.08─0.12 乾式、湿式 ステンレス鋼 <450HB 0.5─0.75DC ≦4 0.06─0.10 ≦6 0.06─0.10 ≦6 0.06─0.10 乾式、湿式 DC(溝) ≦2 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 乾式、湿式 K ≦0.25DC ≦6 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.20 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ 0.25─0.5DC ≦5 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.15 ≦8 0.10─0.15 乾式、湿式 ≦800MPa 0.5─0.75DC ≦4 0.08─0.12 ≦6 0.08─0.12 ≦6 0.08─0.12 乾式、湿式 DC(溝) ≦2 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 ≦4 0.06─0.10 乾式、湿式 注1)  本切削条件はスタンダードシャンクタイプ(呼び記号末尾S)、アーバタイプにおける目安です。加工中にびびりやインサートのチッピングなど が発生する場合は、状況に応じ条件も変化させてください。 注2) 特に下記の場合は、びびり振動が発生しやすくなります。切込み量、送り量を推奨条件の下限、もしくはそれ以下に下げてご使用ください。     ・工具突き出しが長い場合(ロングシャンク、スクリューインタイプを使用など)     ・機械剛性、被削材の剛性、被削材取付け剛性が低い場合     ・ポケット加工時のコーナR部 注3) 径方向の切込み量(ae)が0.5DC以上の場合、刃数の少ないタイプを推奨します。 注4) 仕上げ面を重視する場合は湿式切削を推奨します。(乾式切削に比べて寿命は低下します。) 注5) 推奨より高い切削条件や長期的な使用などによりねじが疲労し、切削中に破損する恐れがあります。定期的にねじを交換してください。 10
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転削加工用コーテッド超硬材種 推奨切削条件 y VPX300 切込み量と送り量 カッタ径 DC ø25 ø28─ø80 被削材 特性 切込み量 加工 ae 切削状態 切込み量 送り量 切込み量 送り量 形態 ap fz (mm/t.) ap fz (mm/t.) P ≦0.25DC ≦11 0.10─0.20 ≦11 0.10─0.30 乾式、湿式 乾式、湿式 軟鋼 硬さ 0.25─0.5DC ≦11 0.10─0.15 ≦11 0.10─0.25 ≦180HB 0.5─0.75DC ≦8 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 DC(溝) ≦5 0.06─0.10 ≦5 0.08─0.15 乾式、湿式 ≦0.25DC ≦11 0.10─0.20 ≦11 0.10─0.30 乾式、湿式 硬さ 0.25─0.5DC ≦11 0.10─0.15 ≦11 0.10─0.25 乾式、湿式 180 ─280HB 0.5─0.75DC ≦8 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.20 乾式、湿式 炭素鋼・合金鋼 DC(溝) ≦5 0.06─0.10 ≦5 0.08─0.15 乾式、湿式 ≦0.25DC ≦11 0.10─0.15 ≦11 0.10─0.25 乾式、湿式 硬さ 0.25─0.5DC ≦11 0.08─0.12 ≦11 0.10─0.20 乾式、湿式 280─350HB 0.5─0.75DC ≦8 0.06─0.10 ≦8 0.10─0.15 乾式、湿式 DC(溝) ≦5 0.06─0.10 ≦5 0.08─0.12 乾式、湿式 M ≦0.25DC ≦11 0.10─0.15 ≦11 0.10─0.15 乾式、湿式 析出硬化系 硬さ 0.25─0.5DC ≦11 0.08─0.12 ≦11 0.08─0.12 乾式、湿式 ステンレス鋼 <450HB 0.5─0.75DC ≦8 0.06─0.10 ≦8 0.06─0.10 乾式、湿式 DC(溝) ≦5 0.06─0.10 ≦5 0.06─0.10 乾式、湿式 K ≦0.25DC ≦11 0.10─0.20 ≦11 0.10─0.25 乾式、湿式 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ 0.25─0.5DC ≦11 0.10─0.15 ≦11 0.10─0.20 乾式、湿式 ≦800MPa 0.5─0.75DC ≦8 0.08─0.12 ≦8 0.10─0.15 乾式、湿式 DC(溝) ≦5 0.06─0.10 ≦5 0.08─0.12 乾式、湿式 注1)  本切削条件はスタンダードシャンクタイプ(呼び記号末尾S)、アーバタイプにおける目安です。加工中にびびりやインサートのチッピングなど が発生する場合は、状況に応じ条件も変化させてください。 注2) 特に下記の場合は、びびり振動が発生しやすくなります。切込み量、送り量を推奨条件の下限、もしくはそれ以下に下げてご使用ください。     ・工具突き出しが長い場合(ロングシャンク、スクリューインタイプを使用など)     ・機械剛性、被削材の剛性、被削材取付け剛性が低い場合     ・ポケット加工時のコーナR部 注3) 径方向の切込み量(ae)が0.5DC以上の場合、刃数の少ないタイプを推奨します。 注4) 仕上げ面を重視する場合は湿式切削を推奨します。(乾式切削に比べて寿命は低下します。) 注5) 推奨より高い切削条件や長期的な使用などによりねじが疲労し、切削中に破損する恐れがあります。定期的にねじを交換してください。 11
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切削状態(目安):   :安定切削   :一般切削   :不安定切削 y AHX440S (mm) 1刃当たりの 被削材 特性 材種 切削速度 vc (m/min) 送り量 軸方向切込み量 径方向切込み量 加工形態 fz (mm/t.) ap ae P 軟鋼 硬さ MV1020 300(200─400) 0.8DC 乾式 ≦180HB 0.3(0.2─0.4) ≦3 ≦ 炭素鋼・合金鋼 硬さ 0.8DC 乾式 180─280HB MV1020 260(170─350) 0.3(0.2─0.4) ≦3 ≦ 炭素鋼・合金鋼 硬さ MV1020 180(100─250) 0.3(0.2─0.4) 0.8DC 乾式 280─350HB ≦3 ≦ M 150(100─200) 0.15(0.05─0.25) ≦3 ≦0.8DC 乾式 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 <450HB MV1020 110(80─140) 0.10(0.05─0.15) ≦3 ≦0.8DC 湿式 K 引張り強さ ≦450MPa MV1020 240(130─350) 0.2(0.1─0.3) ≦3 ≦0.8DC 乾式 ダクタイル鋳鉄 引張り強さ ≦800MPa MV1020 220(80─350) 0.2(0.1─0.3) ≦3 ≦0.8DC 乾式 注1) 切削条件は、上表を参考に使用環境に合わせて設定してください。 注2) 仕上げ面を重視する場合は、湿式切削を推奨します。(乾式切削に比べて寿命は低下します。) 注3) ブレーカにより提供可能な切込み量が異なります。 注4) 被削材のクランプ剛性が低く、工具の突出しが長い場合は、切削速度、送り量ともに上記推奨条件の7~8割程度の条件で加工してください。 注5) ステンレス鋼の切削加工においては、湿式切削を推奨します。 y AHX475S (mm) 被削材 特性 材種 ブレーカ 切削速度 1刃当たりの 軸方向切込み量 径方向切込み量 加工 vc (m/min) 送り量fz (mm/t.) ap ae 形態 P R 220(170─270) 0.6 ≦1.6 ≦0.5DC 乾式 軟鋼 硬さ MV1020 R 220(170─270) 0.8 ≦180HB ≦1.6 0.5DC<ae≦0.8DC 乾式 M 220(170─270) 1.0 ≦1.6 0.8DC<ae≦DC 乾式 R 200(150─250) 0.6 ≦1.6 ≦0.5DC 乾式 炭素鋼・合金鋼 硬さ 180─280HB MV1020 R 200(150─250) 0.8 ≦1.6 0.5DC<ae≦0.8DC 乾式 M 200(150─250) 1.0 ≦1.6 0.8DC<ae≦DC 乾式 R 150(100─200) 0.5 ≦1.6 <0.5DC 乾式 炭素鋼・合金鋼 硬さ MV1020 280─350HB R 150(100─200) 0.6 ≦1.6 0.5DC<ae≦0.8DC 乾式 R 150(100─200) 0.7 ≦1.6 0.8DC<ae≦DC 乾式 K R 200(150─250) 0.6 ≦1.6 ≦0.5DC 乾式 引張り強さ ≦450MPa MV1020 R 200(150─250) 0.8 ≦1.6 0.5DC<ae≦0.8DC 乾式 M 200(150─250) 1.0 ≦1.6 0.8DC<ae≦DC 乾式 ダクタイル鋳鉄 R 180(130─230) 0.5 ≦1.6 ≦0.5DC 乾式 引張り強さ ≦800MPa MV1020 R 180(130─230) 0.6 ≦1.6 0.5DC<ae≦0.8DC 乾式 R 180(130─230) 0.7 ≦1.6 0.8DC<ae≦DC 乾式 注1) 被削材のクランプ剛性が低く、工具の突出しが長い場合は、切削速度、送り量ともに上記推奨条件の7~8割程度の条件で加工してください。 12
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転削加工用コーテッド超硬材種 推奨切削条件 y ASX445 正面削り加工 (mm) 切削速度 仕上げ―軽切削 軽切削―荒切削 中切削―重切削 被削材 特性 材種 vc (m/min) 送り量 fz 対応 送り量 fz 対応 送り量 fz 対応 (mm/t.) ブレーカ (mm/t.) ブレーカ (mm/t.) ブレーカ P 軟鋼 硬さ ≦180HB MV1020 300(200─400) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JH 硬さ 180-280HB MV1020 260(170─350) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JH 炭素鋼・合金鋼 硬さ 280-350HB MV1020 180(100─250) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JH M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 ≦450HB MV1020 170(120─220) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JH K 引張り強さ ≦450MPa MV1020 240(130─350) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JH FT ダクタイル鋳鉄 引張り強さ >450MPa MV1020 220(80─350) 0.15(0.1─0.2) JL 0.2(0.1─0.3) JM 0.3(0.2─0.4) JHFT y ASX400 肩削り加工 (mm) 切削速度 仕上げ―軽切削 軽切削―荒切削 中切削―重切削 被削材 特性 材種 vc (m/min) 送り量 fz 対応 送り量 fz 対応 送り量 fz 対応 (mm/t.) ブレーカ (mm/t.) ブレーカ (mm/t.) ブレーカ P 軟鋼 硬さ ≦180HB MV1020 300(200─400) 0.18(0.08─0.28) JL 0.20(0.10─0.30) JM 0.25(0.10─0.35) JH FT 硬さ 180-280HB MV1020 260(170─350) 0.15(0.07─0.23) JL 0.18(0.10─0.28) JM 0.20(0.10─0.30) JH FT 炭素鋼・合金鋼 硬さ MV1020 180(100─250) 0.13(0.06─0.20) JL 0.15(0.10─0.25) JM 0.18(0.10─0.28) JH280-350HB FT M 析出硬化系 硬さ ステンレス鋼 ≦450HB MV1020 170(120─220) 0.15(0.07─0.23) JL 0.18(0.10─0.28) JM 0.20(0.10─0.30) JH FT K 引張り強さ ≦450MPa MV1020 240(130─350) 0.18(0.10─0.28) JL 0.20(0.10─0.30) JM 0.25(0.10─0.35) JH FT ダクタイル鋳鉄 引張り強さ >450MPa MV1020 220(80─350) 0.18(0.10─0.28) JL 0.20(0.10─0.30) JM 0.25(0.10─0.35) JHFT 13
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切削性能 合金鋼SCM440 耐摩耗性比較 0.30 X X <切削条件> 従来品B 被 削 材 : SCM440使 用 工 具 : WWX400 欠損 インサート : 6NMU1409080PNER-M 切 削 速 度 : vc=300m/min 0.20 送 り 量 : fz=0.15mm/t. 切 込 み 量 : ap=3.0mm 切 込 み 幅 : ae=52mm 従来品A 加 工 形 態 : 乾式切削 欠損 単刃切削 0.10 MV1020 0 0 1 2 3 4 5 6 切削長さ (m) *切削長さ2.4mで撮影 MV1020 従来品 A 従来品 B ダクタイル鋳鉄FCD700 耐摩耗性比較 <切削条件> 被 削 材 : FCD700 MV1020 使 用 工 具 : WJX14 インサート : JOMU140715ZZER-M 切 削 速 度 : vc=220m/min 送 り 量 : fz=1.0 mm/t. 従来品A 切 込 み 量 : ap=1.0mm 切 込 み 幅 : ae=45mm 加 工 形 態 : 乾式切削 従来品B 単刃切削 従来品C 5 10 15 20 25 30 35 切削長さ (m) MV1020 (30.4m) 従来品 A (13.6m) 従来品 B (15.2m) 従来品 C (12.8m) 14 VB 摩耗幅 (mm)
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転削加工用コーテッド超硬材種 切削性能 ダクタイル鋳鉄FCD700 耐摩耗性比較 0.25 <切削条件> 従来品C 従来品B 従来品A 被 削 材 : FCD700 MV1020 使 用 工 具 : AHX440 0.2 インサート : NNMU130508ZEN-M 切 削 速 度 : vc=300m/min 従来品D 送 り 量 : fz=0.1mm/t.切 込 み 量 : ap=2.0mm 0.15 切 込 み 幅 : ae=52mm 加 工 形 態 : 乾式切削 単刃切削 0.1 0.05 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 切削長さ (m) *切削長さ4.0mで撮影 従来品 A 従来品 B MV1020 従来品 C 従来品 D 合金鋼SCM440 耐摩耗性比較 0.3 <切削条件> 被 削 材 : SCM440 使 用 工 具 : WSX445 0.25 インサート : SNMU140812ANER-M 従来品 切 削 速 度 : vc=300m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 0.2 切 込 み 量 : ap=2.0mm MV1020 切 込 み 幅 : ae=100mm 加 工 形 態 : 乾式切削 0.15 0.1 0.05 0 0 5 10 15 切削長さ (m) 切削長さ12mを達成 切削長さ6mで熱亀裂からチッピング MV1020 従来品 *切削長さ6mで撮影 15 VB 摩耗幅 (mm) VB 摩耗幅 (mm)
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圧延鋼SS400 耐摩耗性比較 0.3 <切削条件> 被 削 材 : SS400 使 用 工 具 : ASX445 0.25 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 切 削 速 度 : vc=300m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 0.2 切 込 み 量 : ap=2.0mm 切 込 み 幅 : ae=100mm 加 工 形 態 : 乾式切削 0.15 従来品 0.1 MV1020 0.05 0 0 10 20 30 40 50 切削長さ (m) 切削長さ40m以上を達成 摩耗が進行し母材が露出 MV1020 従来品 *切削長さ12.8mで撮影 高炭素鋼S55C 耐摩耗性比較 0.3 <切削条件> 被 削 材 : S55C 使 用 工 具 : ASX445 0.25 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 従来品 切 削 速 度 : vc=200m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 0.2 切 込 み 量 : ap=2.0mm 切 込 み 幅 : ae=100mm 加 工 形 態 : 湿式切削 0.15 0.1 MV1020 0.05 0 0 2 4 6 8 10 12 切削長さ (m) すくい面 主切れ刃 副切れ刃 切削長さ10mを達成 切削長さ2mで熱亀裂からチッピング MV1020 従来品 *切削長さ2mで撮影 16 VB 摩耗幅 (mm) VB 摩耗幅 (mm)
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転削加工用コーテッド超硬材種 切削性能 中強度ダクタイル鋳鉄FCD450 耐摩耗性比較 0.3 <切削条件> 被 削 材 : FCD450 使 用 工 具 : ASX445 0.25 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 従来品 切 削 速 度 : vc=250m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 0.2 切 込 み 量 : ap=2.0mm 切 込 み 幅 : ae=100mm 加 工 形 態 : 乾式切削 0.15 0.1 MV1020 0.05 0 0 2 4 6 8 10 切削長さ (m) 切削長さ9m以上を達成 切削長さ4.4mで寿命 MV1020 従来品 *切削長さ4.4mで撮影 高強度ダクタイル鋳鉄FCD700 耐摩耗性比較 湿式切削 0.4 <切削条件> 従来品 被 削 材 : FCD700 使 用 工 具 : ASX445 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 0.3 切 削 速 度 : vc=200m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 切 込 み 量 : ap=2.0mm 切 込 み 幅 : ae=100mm 0.2 加 工 形 態 : 湿式切削 MV1020 0.1 0 0 1 2 3 4 切削長さ (m) 切削長さ3.5mを達成 切削長さ2mで寿命 MV1020 従来品 *切削長さ2mで撮影 17 VB 摩耗幅 (mm) VB 摩耗幅 (mm)
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高強度ダクタイル鋳鉄FCD700 耐摩耗性比較 乾式切削 0.3 <切削条件> 被 削 材 : FCD700 0.25 使 用 工 具 : ASX445 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 切 削 速 度 : vc=200m/min 0.2 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 従来品 切 込 み 量 : ap=2.0mm 0.15 切 込 み 幅 : ae=100mm加 工 形 態 : 乾式切削 0.1 MV1020 0.05 0 0 1 2 3 4 5 6 切削長さ (m) 切削長さ5m以上を達成 切削長さ3.6mで剥離チッピングが発生 MV1020 従来品 *切削長さ3.6mで撮影 析出硬化系ステンレス鋼SUS630 耐摩耗性比較 0.3 <切削条件> MV1020 被 削 材 : SUS630使 用 工 具 : ASX445 0.25 インサート : SEMT13T3AGSN-JM 従来品 切 削 速 度 : vc=180m/min 送 り 量 : fz=0.2mm/t. 0.2 切 込 み 量 : ap=2.0mm 切 込 み 幅 : ae=100mm 加 工 形 態 : 乾式切削 0.15 0.1 0.05 0 0 1 2 3 4 切削長さ (m) 切削長さ3.4mを達成 切削長さ1.4mで境界摩耗大 MV1020 従来品 *切削長さ1.4mで撮影 18 VB 摩耗幅 (mm) VB 摩耗幅 (mm)
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MV10 M 2 転削加工用コーテVッド超硬材種10200 安全について ●切れ刃や切りくずには直接素手で触らないでください。 ●推奨条件の範囲内で使用し、工具交換は早めに行ってください。 ●高温の切りくずが飛散したり、長く伸びた切りくずが排出されることがあります。安全カバーや保護めがねな どの保護具を使用してください。 ●不水溶性切削油剤を使用する場合は、防火対策を必ず行ってください。 ●インサートや部品の取付けは、付属のレンチやドライバーを用いて確実に取り付けてください。 ●工具を回転して使用する場 合、必ず試運転を実施し振れ、振動、異常音がないことを確認してください。 加工事業カンパニー 国内営業統括部 03-5819-5251 http://carbide.mmc.co.jp/ 北海道・東北・上信越ブロック 東 海 ブ ロ ッ ク 九 州 ・ 中 国 ブ ロ ッ ク 苫 小 牧 営 業 所 0144-57-7007 浜 松 営 業 所 053-450-2030 広 島 営 業 所 082-221-4457 ●電話技術相談室(携帯電話からも通話可能です) 仙 台 営 業 所 022-221-3230 安 城 営 業 所 0566-77-3411 福 岡 営 業 所 092-436-4664 ヨ イ 工 具 新 潟 営 業 所 025-247-0155 名 古 屋 営 業 所 052-684-5536 小 山 営 業 所 0285-25-8380 太 田 営 業 所 0276-47-3422 近 畿 ・ 北 陸 ブ ロ ッ ク 0120-34-4159 上 田 営 業 所 0268-23-7788 金 沢 営 業 所 076-233-5701 関 東 ブ ロ ッ ク 栗 東 営 業 所 077-554-8570 東 京 営 業 所 03-5819-5251 大 阪 営 業 所 06-6355-1051 横 浜 営 業 所 045-332-6921 明 石 営 業 所 078-934-6815 富 士 営 業 所 0545-65-8817 岡 山 営 業 所 086-435-1871 (仕様はお断りせずに変更する場合がありますのでご了承ください) EXP-19-E005 2020.7.E(1.1C)