リアクトル(英:Reactor、独:Reaktor)は、インダクタを利用した、受動素子である。
用途
遅れリアクタンス源
電線路に並列に接続してフェランチ効果による電圧上昇防止用遅れリアクタンス源として利用される。
高調波電流の阻止
力率改善回路に直列リアクトルとして、高調波電流を阻止しコンデンサの焼損を防止する。周囲需要家の高調波対策が不十分な場合、自所以外の高調波電流によって焼損することがある。
直流電流の平滑化
直流電源に直列に接続して脈流(電流の脈動)を平滑化する。電流形インバータの直流部の平滑化回路。チョッパ制御の直流電源の平滑化回路。
直流電圧の昇圧
直流電流を断続的に供給して電圧を上昇させる。昇圧チョッパの電圧上昇用。火花点火内燃機関で点火プラグに火花を放電させるための、高電圧パルス発生回路用。コンタクトポイントで電流の断続を継続的に行って高圧を発生させる。ディストリビューター#一次回路の制御も参照。
関連項目
インダクタンスチョークコイル
外部リンク
日本大百科全書(ニッポニカ)『リアクトル』 - コトバンク
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リアクトル
(http://ja.wikipedia.org/)より引用