日本国内には以下のような種を産する。カンノンチク属 Rhapisカンノンチク R. excelsa(まれに逸出・古典園芸植物)シュロチク R. humilis(まれに逸出・古典園芸植物)クロツグ属 Arengaクロツグ A. engleri(南西諸島・茎は高く伸びず、葉は5mまで)コミノクロツグ (八重山諸島)シュロ属 Trachycarpusシュロ T. fortunei(逸出・縄などの材料)ニッパヤシ属 Nypha(一属一種)ニッパヤシ N. fruticans(八重山以南・マングローブに)ビロウ属 Livistonaビロウ L. chinensis ver. subglobosa - シナビロウの変種。オガサワラビロウ L. chinensis ver. boninensis - シナビロウの変種。マガクチヤシ属 Clinostigmaノヤシ C. savoryanum(小笠原)ヤエヤマヤシ属 Satakentiaヤエヤマヤシ S. liukiuensis(八重山特産)
外国産
アッタレア属 Attaleaババス A. speciosaアブラヤシ属 Elaeis(一属二種)ギニアアブラヤシ E. guineensisアメリカアブラヤシ E. oleiferaイタヤ Itayaイタヤ I. amicorumウチワヤシ属 Licuala - 東南アジアからオーストラリアにかけて100種以上が分布する。属名のリクアラは、モルッカ諸島での俗称に由来する。マルハウチワヤシ L. grandis H.エウテルペ属 Euterpeアサイー E. oleraceaカンノンチク属 Rhapis - 中国南部から東南アジアに約12種が分布する。属名は、小葉の先端が尖るところから、ギリシア語のrhapis(針)に由来する。カンノンチク R. excelsaシュロチク R. humilisクジャクヤシ属 Caryota - 熱帯アジアからオーストラリアにかけて約20種が分布。属名は、果実の形からギリシア語のkaryon(堅果)または、karyotos(クルミの様な)を由来とする。コモチクジャクヤシ C. mitisクロツグ属 Arengaサトウヤシ A. pinnataケンチャヤシ属 Howea - オーストラリア東岸のロード・ハウ島原産で、2種が分布する。ケンチャヤシ H. belmoreanaヒロハケンチャヤシ H. forsterianaコウリバヤシ属 Coryphaコウリバヤシ C. umbraculiferaココヤシ属 Cocos - 1属1種からなる単型属で、原産地は不明であるが太平洋諸島と推測されている。属名は、果実が猿の顔に似ることからポルトガル語のcoco(サル)に由来する。ココヤシ C. nuciferaサバル属 Sabalサラカヤシ属 Salaccaサラク S. zalaccaシュロ属 Trachycarpusショウジョウヤシ属 Cyrtostachys - マレー半島、スマトラ、ボルネオ、ニューギニア、モルッカ諸島の約12種が分布する。属名は、肉穂花序が湾曲しているところから、ギリシア語のkyrtos(曲がった)とstachys(穂)の2語の組み合わせからなる。ヒメショウジョウヤシ C. lakkaタケヤシ属(クリサリドカルプス属) Chrysalidocarpus - マダガスカル、コモド島、ペンバ島に約20種が分布する。属名は、金色の果実を意味するギリシア語のchrysallidos(金色の)とkarpos(果実)の2語の組み合わせからなる。アレカヤシ(ヤマドリヤシ) D. lutescensテーブルヤシ属(カマエドレア/チャメドレア属) Chamaedorea - メキシコから中央・南アメリカに100種以上が分布する。属名は、手を伸ばせば果実が容易に得られる高さであることから、ギリシア語のchamai(矮小の)とdorea(贈り物)の組み合わせからなる。カマエドレア・ザイフリッツィー C. seifriziiカマエドレア・ミクロスパディクス C. microspadixキレバテーブルヤシ C. erumpensテーブルヤシ C. elegansヒメテーブルヤシ C. tenellaトウ属 Calamusナツメヤシ属 (フェニックス属)Phoenix - 熱帯・亜熱帯のアフリカ・アジアに約17種が分布。自然交雑しやすく、変異がたくさんある。フェニックスの名の由来は諸説あるが、一説にはナツメヤシに対する古代ギリシア名とされる。カナリーヤシ P. canariensisナツメヤシ P. dactyliferaシンノウヤシ P. roebeleniiノコギリパルメット属 Serenoa(一属一種)ノコギリパルメット S. repensバクトリス属 Bactrisチョンタドゥーロ B. gasipaesパルミラヤシ属 Borassusオウギヤシ B. flabelliferヒオフォルベ属 Hyophorbe - マダガスカル島東方のマスカリーン諸島に5種が分布する。属名は、果実を野生ブタが食べることから、ギリシア語のhys(ブタ)とphorbe(食物)の2語からなる。トックリヤシ H. lagenicaulisトックリヤシモドキ H. verschaffeltiiビロウ属 Livistona - 熱帯アジアからオーストラリアにかけて、20–30種が分布する。属名は、スコットランドの男爵であるリビングストン (? - 1671年) を記念して名付けられたものである。シナビロウ L. chinensisセイタカビロウ L. rotundifoliaビンロウ属(ビンロウジュ/アレカ属) Areca - インド、スリランカ、フィリピン諸島、ソロモン諸島に約50種が分布する。属名は、インド西南部の海岸地方の俗称areecに由来する。カブダチビンロウジュ A. triandraビンロウ(ビンロウジュ) A. catechuミクロコエルム属 Microcoelum - ブラジル南東部に2種が分布する。属名は、果実の胚乳のときに見られる空洞から、ギリシア語のmikros(小さい)とkoilos(うつろになった)の2語からなる。ブラジルヒメヤシ M. weddellianumメトロキシロン属 Metroxylonサゴヤシ M. saguユスラヤシ属 Archontophoenixユスラヤシ A. alexandraeラフィアヤシ属 Rhaphiaロウヤシ属 Coperniciaブラジルロウヤシ C. pruniferaワシントンヤシ属 Washingtoniaワシントンヤシ W. filiferaワシントンヤシモドキ W. robusta他にも、有名なものが多々ある。
Oil Palm Anatomy: 5 Ways An Oil Palm Differs From A Typical Tree - Musim MasBiology of Palms and Implications for Management in the Landscape(ヤシの生態について) -Author: Donald R. Hodel、https://doi.org/10.21273/HORTTECH.19.4.676